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むらおか さぶろう 村岡三郎
1928年大阪府に生まれる。1950年大阪市立美術研究所彫刻部を修了する。1955年二科展で特選を受賞し、60年会員となるが、69年退会する。1960年代初頭まで二科展以外にほとんど作品を発表しないが、60年代半ばになると各種の展覧会に出品をはじめ、65年現代日本彫刻展K氏賞、69年現代日本彫刻展大賞、72年神戸須磨離宮公園現代彫刻展神戸市美術愛好家協会賞など受賞を重ねる。初期から運動や機能といった事物と事物との関係に関心を示し、60年代まで力学的関係に着目した機械のようなおもむきを持った作品を制作する。60年代後半になると重力や落下といった空間的関係そのものに着目した作品を制作し、70年代になると音や光、エネルギーなど通常では彫刻のモチーフになり得ないいっそう抽象的な観念を扱うことによって、それまでの方向を押しすすめる。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)
カテゴリー:作家
ジャクスン・ポロックとは?【 作家名 】 1912年アメリカに生まれる。1956年没する。1930年に西部からニューヨークのアート・スチューデント・リーグに入学、トーマス・ベントンに学ぶ。1930年代から40年代の初めにかけてはメキシコの壁画運動やピカソの〈ゲルニカ〉、ミロなどに触発され、激しくうごめく生き物のイメージを描く。また、アルコール中毒の精神分析治療を受けた彼は、シュールレアリスムにも興味を引かれる。1946、47年頃から床にひろげたキャンバスに棒などから絵具をしたたらせてオールオーヴァーに描く、ドリップペインティングを始める。時には巨大なキャンバス上で、身体全体を使って描く行為それ自体がイメージをしぼり出していくのである。1956年夏、44才の時に、ニューヨーク近代美術館での回顧展を前にして自動車事故で死亡、戦後アメリカ美術の伝説となった。デ・クーニングと共に、抽象表現主義の代表者として評価は高い。 |
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