![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
かさっと メアリ・カサット
ピッツバーグ郊外の裕福な実業家の家庭に生まれたカサットは、少女時代のの多くをヨーロッパで過ごし、1874年からはパリに永住している。ドガの紹介でインディペンデント・アーティストのグループに入り、アメリカ人としては初めて印象主義の画家たちの仲間入りをした。作品はドライポイント、エッチングが中心だが、1890年にエコール・デ・ボザールで見た浮世絵の展覧会に触発されて、アクアティントを併用した、大判の多色刷ドライポイントを始めた。30年以上の制作期間に彼女が制作した版画は200点以上にのぼるが、そのうちの多くに浮世絵、特に歌麿の美人画からの影響が見られる。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作家
フォーヴィズムとは?【 美術用語 】 野獣派。20世紀初頭のフランスの絵画運動で、絵画における純粋な色彩の高揚を目指した。理論的な運動というよりは交友関係の中から自然発生的に生まれ、代表的な画家としてはマティス、ルオー、ドラン、ヴラマンク、デュフィ、ヴァン・ドンゲンなどがあげられる。1905年、この画家たちがサロン・ドートンヌの一室を強い原色と奔放な筆触の作品で飾ったのを批評家ルイ・ヴォークセルが『ジル・ブラス』紙上に「野獣(フォーヴ)の檻」と揶揄したのが名称の起りとされる。この画家たちはアカデミーの公式芸術と当時まだ行なわれていた印象主義に反発し、主観的な感覚を表現するために自然の秩序をこえて自由に色彩を用い、色彩のオーケストレーション(交響)によって色彩を統一しようとした。フォーヴィズムはファン・ゴッホの流れをくむ表現主義的傾向と、ゴーガンにつながる造型的、装飾的意図を内在する。1908年から09年頃自然に解消した。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||