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かさっと メアリ・カサット
ピッツバーグ郊外の裕福な実業家の家庭に生まれたカサットは、少女時代のの多くをヨーロッパで過ごし、1874年からはパリに永住している。ドガの紹介でインディペンデント・アーティストのグループに入り、アメリカ人としては初めて印象主義の画家たちの仲間入りをした。作品はドライポイント、エッチングが中心だが、1890年にエコール・デ・ボザールで見た浮世絵の展覧会に触発されて、アクアティントを併用した、大判の多色刷ドライポイントを始めた。30年以上の制作期間に彼女が制作した版画は200点以上にのぼるが、そのうちの多くに浮世絵、特に歌麿の美人画からの影響が見られる。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作家
新造形主義とは?【 美術用語 】 ネオプラスティシズム。20世紀前半の芸術運動。新造形主義の名称は、モンドリアン(1872〜1944)が、スフーンマーケルスの神秘的・超越論的思想とそれを幾可学的に表現する考えに影響を受け、彼の用語「新しい造形」(de nieuwe beelding)を引用しながら、色彩と線の純粋な関係が普遍的なものとして、絵画、彫刻、デザイン、建築を統一した原理で捉える見解を表明。1917年にドゥースブルフ(1883−1931)とモンドリアンが中心となってレイデンで刊行した『デ・ステイル』誌が運動の中核になった。1925年にモンドリアンは『デ・スティル』から離れるが、バウハウス、構成主義、ダダとも交流し、モホリ・ナジらが創刊した『i10』が両者の橋渡し役をはたした。絵画、彫刻、デザイン、建築といった幅広い分野に渡って影響を与え、20世紀の抽象芸術運動として大きな役割をはたした。 |
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