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ほぷきんず エドゥナ・ボイズ・ホプキンズ
ミシガン出身のホプキンズはシンシナティの美術アカデミーで学んだ後、ニューヨークのプラット・インスティテュートでアーサー・ダウに多色刷木版画とデザインを学んだ。ニューヨーク市の女学校で版画とデザインを教えた後、師ダウの強い影響で、1904年には新婚旅行の途中で日本にも立ち寄っている。1905年からの10年間と1920年からの3年間はパリに滞在し、木版画家協会等で盛んに作品を発表する機会を得たため、彼女の版画は多くのヨーロッパの美術館に収蔵されている。しかし間もなく両手に関節炎を患うという悲劇に見舞われ、ホプキンズの制作活動はやむなくピリオドを打つことになる。1906年から1923年の短いキャリアの間に彼女の制作した作品の多くは、様々な花を近接拡大し、落ち着いた色彩を使った木版画であった。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作家
古典主義とは?【 美術用語 】 語源は、古代ローマ市民の最高階級を意味するクラッシクス(classicus)。美術、文学、音楽、建築など広い分野にわたって使われ、明晰な秩序に基づく完成された表現を目指す様式傾向や芸術理念を意味する。17世紀フランスで芸術理論として高められ、現在では一般的な様式概念としても、歴史上のある特定の時期を示す概念としても用いられる。様式概念としての考え方としては、バロックに対立する表現様式として見る立場と、アルカイスム−古典主義−バロックと展開する様式発展の一つと考える立場があるが、いづれもアルカイスムの素朴で生硬な表現やバロックの激しくダイナミックな表現に対して、合理的秩序に基づく統一性、安定した構築性、調和のとれた静かな表現等を古典主義の特質として挙げている。代表的な時代としては、紀元前5世紀のギリシア、ルネサンス、17世紀、18世紀末から19世紀初頭にかけてのフランスがある。様式概念として広く捉えた時、日本美術などの西欧美術以外の芸術に古典主義の時代を見い出したり、ピカソの「古典主義時代」など個人の様式に適用することがある。 |
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