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マイケル・グレイニェツ



マイヤー



マイヤー



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前田寛治



前田青邨



前田暢堂



前を向いた頭部の習作と2つの手の習作



牧野克次



幕間 01021



幕間 01031



マクセヴィルアトリエジャンプルヴェ



マケット



曲子光男



貧しい食事



貧しき食事



街に沿って



街のジャングル−日刊紙



〈街を歩くこと〉



マッキントッシュ


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ヘレン・ハイド

西海岸の裕福な家庭に生まれ、美術の教育にも恵まれたハイドは、サンフランシスコのデザイン学校の後、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで学んだ。パリ滞在中に第一世代のジャポニストで、日本に何度も訪れたことのある画家フェリックス・レガメーに強く影響を受け、日本や中国の事物、美術に興味を抱くようになった。1899年夏、短期間滞在のつもりで日本を初めて訪れるが、そのまま14年(途中アメリカに戻った1910年からの2年間を除いて)も東京の赤坂で木版画の制作にいそしむこととなる。筆の使い方等、日本美術の基本的技法を狩野友信(1843−1912)に学ぶ一方、多色摺木版の技術はプラハ出身の画家エミール・オルリク(1870−1932、1900年から日本に滞在)から学んだ。制作の効率を考えたハイドは、下絵を描いた後は、小林文七等の日本人の摺師や彫師に制作を任せている。同時代の作家メアリ・カサット同様、ハイドの作品には女性や子供、特に母子像が多く登場したが、モデルは皆日本人や中国人であり、彼女の東洋への尽きない憧れや幻想が反映されている。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作家
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抽象とは?【 美術用語 】

語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。

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