ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


ホドラー



ホバーマン



ホフマン



ホフマン



ホプキンズ



堀進二



ホリノリコ



堀井香坡



堀内正和



堀江尚志



堀口泰造



ホリー



ホルツヴェルクシュタットビイラボーム



ホロホロ鳥−ジュール・ルナール著『博物誌』(パリ:H.フルーリー出版)より



本郷新



本を持つ婦人



「ホーエ・ヴァルテ」



ホーマー



ボイル



ボイル(ボイルファミリー)


<前 (146/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ほいっすらー

ジェイムズ・アポット・マクニール・ホイッスラー

日本美術愛好家の最初の世代の一人で、日本の衣装や装飾品を取り入れた作品がその熱狂ぶりを伝えている。1850年代半ば、アメリカからロンドンにやって来てすぐ、日本の美術を発見したと考えられる。1850年代後半から1860年代の初めにかけて何度もパリに渡ったことで日本の作品に近づく機会が増え、また、関心も確実に高まっていった。パリでは、日本美術愛好家のフェリックス・ブラックモンマネなど腐蝕銅版画家協会の版画家たちと親しく付き合った。また、この時期に制作したエッチングの多くが、ブラックモンに初めて日本の絵本を見せたと言われるオーギュスト・ドラートルによって刷られている。ロンドンの友人には、イギリスのラファエル前派のダンテ・ガブリエル・ロセッティとその弟ウィリアムがおり、彼らもまた1860年代の初めに日本美術を収集していた。ホイッスラーの浮世絵版画の影響は徐々に強まり、1870年代に入るとエッチングカリグラフィックな描線や構図は広重風の浮世絵風景画を思わせるものとなっている。19世紀半ばの名だたる版画家たちと親交のあったホイッスラーは、日本美術の芸術的研究を促進する上で重要な役割を果たした。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

未来派とは?【 美術用語 】

20世紀初頭、イタリアを中心に興った芸術運動。1909年2月20日、詩人マリネッティがパリの日刊紙『フィガロ』紙上に最初の「未来派宣言」を発表し、10年3月8日ボッチョーニ、カルラ、ルッソロ、バルラ、セヴェリーニがトリノの劇場で観衆を前にイタリアで最初の未来派運動宣言を行なった。新時代はそれにふさわしい生活様式と表現を必要とするとし、いっさいの過去を精算して速度とダイナミックな力の渦巻く機械文明の感覚を力強く表現することを主張した。造型の観点からは、対象の物質性を破壊してキュビズムから得た同時代性の思想を画面に定着し、運動の表現に新たな道を開いた点が注目される。運動としては1915年頃までで終ったが、ダダをはじめ20世紀芸術の諸運動に与えた影響は少なくない。印刷物を通じた幅広い広報活動をおこない、大正10年代の日本の美術・文学にも多くの影響を与えた。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

未来派

キーワードを含む記事
30件見つかりました。

  ジャック・ヴィヨン(ガストン・デュシャン)

  マックス・エルンスト

  神原泰

  形而上絵画

  芸術のイズム

  声のために

  フランツ・シチェーク

  新印象主義

  自転車乗り

  玉村方久斗

  サルバドール・ダリ

  ツァン・トゥム・トゥム

  デア・シュトゥルム

  マルセル・デュシャン

  東郷青児

  トランプ占いの女

  ハプニング

  パフォーマンス

  2つの正方形の物語

  未来派


<前   次>

徳島県立近代美術館2006