１９２０年代生まれ。ニューヨーク在住のホームレスで、１９８９年以降は消息不明。彼女は、アベニューＢにある彼女のねぐらで、コレクターのバリー・コヘンに発掘された。以降、彼はニューヨークを訪れるたびに彼女の作品を買い上げた。彼女の絵画はすべて、聖書が題材になっている。描くことが祈ることだったのかもしれない。画材は、近所のアーティストたちが不要になったものを使用したといわれている。（「アート・イン・パラダイス−アメリカのユニークな作家たち」図録　２００１年）