ぐるぐるアートワード
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手のある人質I



テュルパン・ド・クリセ伯爵夫人の肖像



寺井壽一



寺内萬治郎



テラコッタ



寺本郷史



テルトル広場



テルトル広場







転位 ’86−地− III



天使



天使の器 II



点描主義



テンペラ



天文台の時刻に−恋人たち



テーブルと椅子のセット「アンナ」



デキリコ



デクーニング



デ・スティル



デア・シュトゥルム


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だう゛ぃっと

エルミーヌ・ダヴィッド


パリに生まれる。ダヴィッドはジュル・パスキンの妻でありマリー・ローランサン次いで人気の高かったエコール・ド・パリの女流作家である。彼女は自己の個性と才能を早くから自覚し画家としての自分の道を自分らしく選んで行った作家である。作品「自画像−17才」に描かれたのは17才の彼女であり、毅然とした表情と鉛筆を握った右手には、17才にして既に画家を志していた彼女の強い意志が窺える。彼女の人生にに大きな転機をもたらしたのがパスキンとの出会いである。彼と生活を通して彼女は自分本来の精密で華やかな表現に粗く大胆な幾分単純化された表現を加え画家としての幅を広げていった。また、パスキンとルーシーの道ならぬ恋、そしてパスキンの悲劇的な死に直面した時も常に自分らしさを失わなかった彼女は画家としてだけでなく一人の女性としても常に冷静に自分らしく生きた強い意思の持ち主である。植田玲子(いわき市立美術館学芸員)(「パスキンエコール・ド・パリ−1920年代 哀愁のパリ−」図録 1996年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006