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各審査員講評(2013)

小西昌幸(北島町教育委員会事務局長)
 北島町の小西昌幸と申します。

 グランプリの「四国大学書道クラブ」の書道パフォーマンスは、元気いっぱいで迫力がありました。墨が飛んでこないことをわたしたちは祈っておりました。本当におめでとうございます。

 準グランプリの「上勝シスターズ」は、棚田の一年を遊び心満載で表現するものでした。随所に趣向が凝らされており、最後までテンションが落ちませんでした。鹿を演じられていたおねえさんも、楽しそうで良かったと思います。

 奨励賞の「チョコレートたると」のお二人は、宮沢賢治へのアプローチのセンスと高い構成力を評価したいと思います。

 もう一つの奨励賞の「白圭」さんは、入念な準備がうかがえ、美しい笛の響きが心を捉えました。

 MIP、最も印象に残った演者賞の「エピキュリアン」の皆さんは、蛸壷のように人々が閉じこもり、横のつながりが希薄になった現代社会を風刺したダンス作品を上演されました。社会性がありつつ、表現として巧みであり、飽きさせなかった点を評価したいと思います。

 それから、今日はお仕事のためこの場におられませんが、審査員の福田典彦さんからのご伝言として、阿波高校のダンス同好会「GTY(ジーティーワイ)」の方々のダンスパフォーマンスが、かわいらしくよかったとのことございます。是非、続けていただきたいと存じます。

 以下、わたくしの個人的な感想をいくつか述べさせていただきます。

 「香蘭高校放送部」の皆さんの朗読演劇に、海野十三の作品が取り上げられており嬉しく思いました。

 次に、「ミスター リズム」のお二人は、コンガとエレキベースという二つのリズム楽器での演奏では、時折、ベースアンプの発信音を用いて、一種、静謐(せいひつ)な音楽世界を構築されていた点が大変ユニークだと感じました。

 また、終盤にダンスが三つ続きました。女子高生の前に、美しい熟女の方々のフラダンスと創作ジャズダンスがございました。私にとっては熟女の方々もストライクゾーンでございます。(会場から笑い起こる。)「美穂&真理&アロハ仲間」と「なでしこシスターズ」の皆さんに、心から感謝申し上げたいと思います。

 今年は、犬の毛づくろいプラスアート作品や、ジャグリング、それから中国武術から沖縄民謡と、非常に幅広い分野のパフォーマンスが繰り広げられました。私としては、全員にグランプリをさし上げたい気持ちでございます。ご出場いただいた18組の皆さんに、心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
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