徳島県立近代美術館 特別展 子どものころ 2021年10月9日から11月28日まで

金田実生 彼の清らかな意思

金田実生 〈彼の清らかな意思〉2003年 徳島県立近代美術館蔵

津高和一 母子像

津高和一〈母子像〉1951年 兵庫県立美術館 (山村コレクション)

美術作品に表される子どもたちの姿をじっくりと見てみましょう。彼らは未体験なことだらけのこの世界で、それぞれが驚き、悩み、考えをめぐらせています。そしてその中には、社会の中で子どもという役割を押しつけられて息苦しそうにしている子がいます。また、大人が持つ子どものイメージと全く違う人格を持っていて、その人格をしっかりと見つめてもらえるのを待っている子もいます。それは現実の子どもたちにも言えることではないでしょうか。この展覧会では、作品の中の子どもたちの姿を通して、今を生きる子どもたちの「子ども時代」をより幸せにするために私たちにできることは何か、問いかけます。

ニュース

  • 2021.11.28

    特別展「子どものころ」終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!

  • 2021.10.09

    開幕しました!ご来場お待ちしております。

  • 2021.09.01

    特別展「子どものころ」は、10月9日(土)より徳島県立近代美術館にて開催いたします。

  • 2021.09.01

    特設サイトオープンしました!随時更新していきます。

展覧会構成

唐仁原希 過ぎ去りし日の思い出

唐仁原希 〈過ぎ去りし日の思い出〉 2017年 徳島県立近代美術館蔵

猪熊弦一郎 パークの子供達

猪熊弦一郎 〈パークの子供達〉 1938年 香川県立ミュージアム蔵

第1部 見つめてほしい子どもたち

子どもは社会的に弱い立場にいるのは確かです。 しかし一方で大人にはない力を持ち、ひとつの人格を持って 存在しています。そのことに気付いて欲しいと思いながら佇む 子どもたちの姿を表した作品を紹介します。

ニッキー・ホバーマン ミズスマシとゾウリムシ

ニッキー・ホバーマン 〈ミズスマシとゾウリムシ〉 1997年 徳島県立近代美術館蔵

川端健生 黄昏

川端健生 〈黄昏〉 1986年 徳島県立近代美術館蔵

第2部 子どもらしくなくていい

子どもは大人と同じように、それぞれが 違う家庭環境の中でそれぞれの人生を生き、 悩んだり考えを深めたりしています。 純粋無垢なだけではない 子どもの多様性に目を向けます。

下村良之介 よろこび

下村良之介 〈よろこび〉 1951年 徳島県立近代美術館蔵

パウル・クレー 子供と伯母

パウル・クレー 〈子供と伯母〉 1937年 徳島県立近代美術館蔵

第3部 子どもとおとな

子どもは大人から何かを与えられる立場にあると 思われていますが、逆に大人も子どもたちから 愛情や信頼などのエネルギーを与えられている 側面があります。その相互関係に気付けば、子どもの 個々の人格の尊重につながると考えます。 子どもと大人の関係性に注目した作品を紹介します。

展覧会概要

  • 展覧会名

    特別展「子どものころ」

  • 会期

    2021年10月9日(土曜日) ― 11月28日(日曜日)

  • 会場

    徳島県立近代美術館 展示室3(2階)

  • 開館時間

    午前9時30分 ― 午後5時

  • 休館日

    毎週月曜日

  • 観覧料

    一般 800円[640円]/ 高・大生 600円[480円]/ 小・中生 400円[320円]
    [ ]内は20名以上の団体料金。
    *身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者とその介助者1名、未就学児はそれぞれ無料。
    *小・中・高生は、土・日・祝日・振替休日は無料。
    *65歳以上の方で証明できるものをご提示いただいた方は半額。
    *特別展の観覧券で所蔵作品展もご覧いただけます。

  • 主催

    徳島県立近代美術館

  • 後援

    徳島新聞社、四国放送株式会社、NHK徳島放送局、エフエム徳島、(公財)徳島県文化振興財団

  • 助成

    独立行政法人 芸術文化振興基金

イベント

学芸員による展示解説

特別展の見どころを学芸員が紹介します。美術作品に表された子どもたちの姿を通して、今を生きる子どもたちの「子ども時代」の大切さについて、一緒に考えてみませんか。

  • 時間

    2021年10月24日[日]、11月7日[日]いずれも14時 ― 14時45分

  • 場所

    展覧会場

  • 講師

    宮﨑晴子(学芸員)

  • 備考

    要観覧券、申込不要

子ども鑑賞クラブ「おとなとこども」

子どもなりの目で展覧会を楽しむ催し。密を避けながらコミュニケーションして、一緒に鑑賞しましょう。クイズをしたり探偵手帳にメモしたりする、やさしい内容です。

  • 時間

    2021年11月13日[土曜日] 14時 ― 14時45分

  • 場所

    展覧会場

  • 講師

    近代美術館スタッフ

  • 対象

    小学生対象(保護者同伴可)

  • 備考

    参加無料(保護者は要観覧券)、定員15人(電話申込、先着順)
    申込先:徳島県立近代美術館 088-668-1088

アクセス

徳島県立近代美術館

  • 〒 770 - 8070
    徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
    TEL : 088 - 668 - 1088
    FAX : 088 - 668 - 7198

JR徳島駅から自転車利用

  • JR徳島駅からは自転車で約 30分です

JR徳島駅からバス利用

  • 徳島市営バス 2番のりば 「法花 [文化の森経由]」 行きに乗車し 16分、「文化の森」 で下車。
  • 徳島市営バス 3番のりば 「文化の森」 行き直通バスに乗車し 18分、終点 「文化の森」 で下車。
  • 徳島市営バス 3番のりば 「 市原 [国道 55号バイパス (ふれあい健康館・富田橋通り) 経由]」 行きに乗車し 25分、「文化の森」 で下車。
  • 徳島市営バス 3番のりば 「しらさぎ台」 行き、「一宮」 行き,または 「天の原(入田)」 行きに乗車し 16分、「園瀬橋」 で下車、徒歩約 10分。
  • 徳島バス 4番のりば 「仁井田西」 行き、または 「佐那河内線 神山高校前」 行きに乗車し 16分、「園瀬橋」 下車、徒歩約 10分。

JR文化の森駅からバス利用

  • 「市原 [国道 55号バイパス (ふれあい健康館・富田橋通り) 経由]」 行きに乗車し 7分、「文化の森」 で下車。