徳島県立近代美術館 特別展 humor — おかしみの表現に潜むもの 2024年4月27日 土曜日から 6月30日 日曜日まで
徳島県立近代美術館 特別展 humor — おかしみの表現に潜むもの 2024年4月27日 土曜日から 6月30日 日曜日まで
徳島県立近代美術館 特別展 humor — おかしみの表現に潜むもの 2024年4月27日 土曜日から 6月30日 日曜日まで

展示会場は撮影OK

写真撮影OK!

「ユーモア展」の会場内は一部の作品および資料を除き、撮影OK!お気に入りの作品を見つけたら、思い出をどんどん写真に収めてください。撮影した画像にハッシュタグをつけて、SNSにアップすると“オリジナルステッカー”がもらえるキャンペーンも開催!詳細は当館SNSにて発表いたします。

土、日、祝日は高校生以下無料!

高校生以下無料!

高校生以下のお客様は、「ユーモア展」および「所蔵作品展」の観覧料が、曜日・曜日・祝・振休日は無料となります!お休みの日は、ぜひ美術館に遊びに来てください!

「ユーモア」とは、「上品な洒落やおかしみ」「諧謔」かいぎゃくのこと。本展では、所蔵作品を中心にユーモアあふれる作品をご紹介します。とはいえ、単に作品の見た目の面白おかしさに着目する訳ではありません。この展覧会では、既成概念を飛び越えようとする試みや社会問題に対する批判的な視点、一人の作家の深い思考など、“不真面目”な見た目の皮をかぶった作品に潜む“大真面目”な一面を見ようとします。
見た目の面白さに終始するのではなく、その奥にある「どきっ」とする部分に触れていただけたらと思います。これらの作品は、「当たり前」に揺さぶりをかけ、想像の枠を押し広げてくれるはずです。

展覧会構成

テンランカイコウセイ

第 1 章

「“よくわからない” かたち」

この章では、なんだか“よくわからない”ユーモラスなかたちをした作品をご紹介します。これらの作品が「何を表しているのか」と問われると、正直答えに困ってしまうかもしれませんが、“よくわからないもの”として避けるのではなく、作家の言葉を借りながら歩み寄ることを試みます。
出品作家:宇治山哲平、橿尾正次、高橋秀、建畠覚造、辻晉堂、速水史朗、村井正誠、元永定正

  • 1.橿尾正次《さかだち カナエちゃん》1986年
  • 2.村井正誠《緑と茶の人》1957年
  • 3.元永定正《あいんしゅたいん》1986年
  • 全て当館蔵
橿尾正次《さかだち カナエちゃん》1986年

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橿尾正次《さかだち カナエちゃん》
1986年 当館蔵

村井正誠《緑と茶の人》1957年

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村井正誠《緑と茶の人》
1957年 当館蔵

元永定正《あいんしゅたいん》1986年

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元永定正《あいんしゅたいん》
1986年 当館蔵

  • 1.横尾忠則《お堀》1966年 当館蔵
  • 2.岡本信治郎《版画集〈ベティ・ブープの国〉2.ベティ・ブープの国》1974年 当館蔵
  • 3.村上隆《Red Rope》2001年 高松市美術館蔵
    ©︎2001 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

第 2 章

「センス・オブ・ポップ」

この章では、1960年頃にイギリス、アメリカで盛んになったポップ・アートの流れを汲む作品をご紹介します。大量生産・大量消費社会の訪れと共に、これまで偉大なもの、崇高なものだった芸術が大衆文化と結びつきました。この動向は日本にも波及し、独自の発展を遂げながら現代までそのDNAは受け継がれています。
既成の価値観へのユニークなアプローチに作家のクールな視線が潜んでいます。今を生きる私たちに向けられているともいえるでしょう。
出品作家:秋山祐徳太子、岡本信治郎、篠原有司男、谷川晃一、太郎千恵藏、奈良美智、村上隆、横尾忠則

横尾忠則〈お堀〉1966年

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横尾忠則《お堀》
1966年 当館蔵

岡本信治郎〈版画集〈ベティ・ブープの国〉2.ベティ・ブープの国〉1974年

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岡本信治郎《版画集〈ベティ・ブープの国〉2.ベティ・ブープの国》
1974年 当館蔵

村上隆〈Red Rope〉2001年

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村上隆《Red Rope》2001年 高松市美術館蔵
©︎2001 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

第 3 章

「オブジェたち-菊畑茂久馬を語る」

前衛美術集団「九州派」に加わり、反芸術の騎手として活躍した菊畑茂久馬。1960年代には〈奴隷系図〉や〈ルーレット〉を展開し、80年代以降は〈天動説〉など壮大な絵画を発表しました。
この章では、60年代末から70年代に制作されたオブジェをまとめてお見せします。この時期の菊畑は美術界から距離を取っていましたが、日常的な素材を組み合わせたオブジェを制作していました。発表を目的とせず、楽しみながら作られたこれらオブジェ通して、彼の思考が見えてくることでしょう。まとまって展示されるのは約13年ぶりとなります。
出品作家:菊畑茂久馬

菊畑茂久馬〈博多鋏 No.1〉1970-80年頃

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菊畑茂久馬《博多鋏 No.1》
1970-80年 当館蔵

菊畑茂久馬〈博多鋏 No.2〉1970年頃

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菊畑茂久馬《博多鋏 No.2》
1970年 当館蔵

  • 菊畑茂久馬
  • 1.《博多鋏 No.1》1970-80年  2.《博多鋏 No.2》1970年
  • 3.《沈んでいく人》1972-80年頃  4.《タルホ讃No.3》1975-80年頃
  • 5.《林檎と三角錐》1970年頃-80年頃
  • 全て当館蔵
菊畑茂久馬《《沈んでいく人》1972-80年頃

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菊畑茂久馬《沈んでいく人》
1972-80年頃 当館蔵

菊畑茂久馬《タルホ讃No.3》1975-80年頃

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菊畑茂久馬《タルホ讃No.3》
1975-80年頃 当館蔵

菊畑茂久馬《林檎と三角錐》1970年頃-80年頃

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菊畑茂久馬《林檎と三角錐》
1970年頃-80年頃 当館蔵

  • 1.池田龍雄《化物の系譜〈高利貸し〉》1955年 当館蔵
  • 2.山下菊二《父はは》1972年 当館蔵
  • 3.石田徹也《燃料補給のような食事》1996年 静岡県立美術館蔵

第 4 章

「毒をまぶして」

この章では毒気を含んだユーモアあふれる作品をご紹介します。中でも、1950年代に社会的事件を題材にしたルポルタージュ絵画を手がけたのち、独自の作風を展開していった作家の作品を中心にご紹介します。これらの作品はユーモアを装うことによって、軽やかに私たちをアートの世界へと誘い、現代社会における複雑な問題や、人間の本質の暗い側面に気づかせてくれます。
出品作家:池田龍雄、石田徹也、桂ゆき、束芋、中村宏、浜田知明、山下菊二

池田龍雄《化物の系譜〈高利貸し〉》1955年

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池田龍雄《化物の系譜〈高利貸し〉》
1955年 当館蔵

山下菊二《父はは》1972年

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山下菊二《父はは》
1972年 当館蔵

石田徹也《燃料補給のような食事》1996年

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石田徹也《燃料補給のような食事》
1996年 静岡県立美術館蔵

開催概要

カイサイガイヨウ

  • 展覧会名

    特別展 ユーモア -おかしみの表現に潜むもの-

  • 会期

    2024年4月27日(土曜日)から6月30日(日曜日)

  • 会場

    徳島県立近代美術館

  • 開館時間

    午前9時30分から午後5時

  • 休館日

    月曜日(4月29日、5月6日は除く)、4月30日、5月7日

  • 観覧料

    一般 600[480]円 高・大学生 450[360]円 小・中学生 300[240]円
    ※[  ]内は20名以上の団体料金です。
    ※65歳以上の方で年齢を証明できるものをご提示いただいた方は観覧料が半額になります。
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳等をご提示いただいた方とその介助をされる方1名は観覧料が無料になります。
    ※小・中・高生は土・日・祝日・振替休日の観覧料が無料になります。
    ※本展の観覧料で、所蔵作品展もご覧いただけます。

  • 主催

    徳島県立近代美術館

  • 後援

    徳島新聞社、四国放送株式会社、NHK徳島放送局、エフエム徳島、(公財)徳島県文化振興財団

  • 助成

    一般財団法人 地域創造

アクセス

アクセス

JR徳島駅からバス利用

  • ・徳島市営バス3番のりば「文化の森」行き直通バスに乗車し18分、終点「文化の森」で下車。
  • ・徳島市営バス3番のりば「市原【国道55号バイパス(ふれあい健康館・富田橋通り)経由】」行きに乗車し25分、「文化の森」で下車
  • ・徳島市営バス2番のりば「法花【文化の森経由】」行きに乗車し16分、「文化の森」で下車。
  • ・徳島市営バス3番のりば「しらさぎ台」行き、「一宮」行き、または「天の原(入田)」行きに乗車し16分、「園瀬橋」で下車。徒歩約10分
  • ・徳島バス4番のりば「仁井田西」行き、または「佐那河内線 神山高校前」行きに乗車し16分、「園瀬橋」下車。徒歩約10分

JR文化の森駅からバス利用

  • ・バス停「文化の森駅東」から「市原【国道55号バイパス(ふれあい健康館・富田橋通り)経由】」行きに乗車し7分、「文化の森」で下車。

徳島市営バス 徳島市交通局 ☎ 088-623-2154

徳島バス ☎ 088-622-1811


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