特別展カミのかたち/徳島県立近代美術館|topページ

古来から、人々はこの世界に潜む神秘的な力をもつものを、アニミズム(自然現象に宿る力への信仰)、神話や伝説、宗教などによってとらえてきました。本展ではそのような威力を持つものを｢カミ｣ととらえて、当館の所蔵コレクションの中から近代以降の美術作品にみられる｢カミ｣を探ります。

展示内容

1 神話・宗教

仏陀や七福神、日本神話やキリスト教など、人格化されたカミの姿を描いた作品を中心に紹介します。横山大観〈樹下苦行〉、下村観山〈毘沙門天弁財天〉、堂本印象〈熊野灘〉、上野泰郎の〈人間讃歌〉、マイクアンドダグ・スターン〈ゴシック〉など。

下村観山〈毘沙門天弁財天(右隻)〉1911年

下村観山〈毘沙門天弁財天(左隻)〉1911年

２偶像の彼方に

人格化されたカミの表現から｢女神｣を取り上げます。果樹園の精霊を表したマイヨール〈着衣のポモナ〉、既成の石膏像を用いたイヴ・クライン〈ブルー・ヴィーナス〉、20世紀のアイドル、マリリン・モンローを描いたアンディ・ウォーホルの作品、ピカソが恋人を描いた〈ドラ・マールの肖像〉、〈赤い枕で眠る女〉など。

アリスティード・マイヨール〈着衣のポモナ〉

イヴ・クライン〈ブルー・ヴィーナス〉

３姿なきカミ

アニミズムに通じるような、自然への畏れや敬意を見せる作品を紹介します。ドイツ表現主義のフランツ・マルク〈動物伝説〉、高橋秀の〈日本神話〉、白髪一雄の〈太古〉、大久保英治の〈吉野川－場の刻〉など。

フランツ・マルク〈動物伝説〉

展示会場では、本展の見どころや、各テーマの解説、出品作品目録を掲載した、｢カミのかたち｣展の解説冊子(A4判白黒 16頁)を無料で配布しています。ここでは同内容の解説冊子・展覧会チラシのデジタル版をPDFファイルでダウンロードいただけます。

＞＞解説冊子PDFダウンロード

展覧会名特別展カミのかたち Forms of KAMI
会期 2022年4月23日[土] ― 6月19日[日]
会場徳島県立近代美術館
web：https//art.bunmori.tokushima.jp
開館時間 9:30 ― 17:00
休館日毎週月曜日
観覧料一般 400[320]円　高･大学生 300[240]円　小･中学生 200[160]円
※[ ]内は20名以上の団体料金です。
※65歳以上の方で年齢を証明できるものをご提示いただいた方は観覧料が半額になります。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご提示いただいた方とその介助をされる方1名は観覧料が無料になります。
※小･中･高生は土･日･祝日･振替休日の観覧料が無料になります。
※本展の観覧料で、所蔵作品展もご覧いただけます。
主催徳島県立近代美術館
後援徳島新聞社、四国放送株式会社、NHK徳島放送局、エフエム徳島、(公財)徳島県文化振興財団

学芸員のみどころ解説

手話通訳付き展示解説

こども鑑賞クラブ｢カミのパワー｣

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phone：088-668-1088

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