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りなるどとあるみーだ

リナルドとアルミーダ

作家名:ニコラ・ミニャール
制作年:17世紀
技 法:油彩 キャンバス
リナルドとアルミーダは、16世紀末頃にイタリアの詩人タッソーによって書かれた叙事詩『解放されたエルサレム』に登場する恋人たちである。物語の舞台は、第1回十字軍がエルサレム奪回をめざして進む11世紀末。十字軍の勇士リナルドの活躍に、十字軍を壊滅するよう命を受けた美しい魔女アルミーダが挑戦する。ところが彼女の憎しみは間もなく愛に変わり、二人は運命的な恋に落ちてしまう。この物語は17世紀から18世紀にかけてイタリアやフランスの画家に好まれた主題でミニャールと同時代のヴァン・ダイクやプッサン等も描いている。この絵では幸福の島に憩う恋人たちがクピドとともに大きく描かれており、リナルドはアルミーダの瞳の中に、アルミーダはリナルドが差し出した鏡の中に、それぞれ愛に燃える自分自身を見い出す場面である。背後ではアルミーダの愛の魔法にかかった戦友を救出しようとやってきた騎士二人が草むらから顔を覗かせている。このあと物語は、自らの使命を果たすべく愛を捨て、恋人のもとを去ろうとするリナルドに、アルミーダが呪いをかける場面へと展開する。作者のニコラ・ミニャールは、画家ピエール・ミニャールの兄で、「アヴィニョンのミニャール」とも呼ばれた。国王ルイ14世の宮廷画家となり、貴族社会の中で高い評価を受けて、貴族たちを最良の顧客とした。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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ダイクとは?【 作家名 】

フランドルの画家。早熟な才能は、若い頃から人々を驚かせるものがあった。17歳で親方として独立し、20歳を過ぎた頃には、宮廷画家としてイギリスに招かれた。その後、イタリアで表現を洗練させ、故郷で肖像画かとして一世を風靡した。1632年以降、イギリスのチャールズ1世の宮廷画家として活躍し、騎士の称号を受ける。

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