ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


斎内一秀



サイクロスキッフ



サイケデリック・アート



〈最後の勝負は続く〉〈ネガティヴ・プレイ〉



採桑図



斎藤カオル



斎藤翠紅



斉藤典彦



斎藤博之



斎藤義重



斎藤実盛染鬚図



斎藤豊作



斎藤与里



サヴィニャック



佐伯定胤和上像



佐伯祐三



酒井三良



酒井道一



酒井抱一



堺の相生橋


<前 (1/27ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


あんぐれーむのじょうへきあと

アングレームの城壁跡

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1936年
技 法:油彩 キャンバス
ユトリロベルギーの銀行家の未亡人で、彼の作品を収集していたリュシー・ポーウェルと結婚したばかりであった。二人はアングレームにある“ドゥース(甘美な)・フランス”に住んだ。ユトリロはリュシー・ポーウェル(世間はリュシー・ヴァロールという劇作家で画家としての名で彼女のことを知っていた)の人柄に、ずっと出会いたいと思っていた、心遣いに満ち愛情豊かな女性を見いだした。ふたりは、彼が見つけたパリの南西のこの家に住んだ。海の風のままに、昼間と夕暮れの光で変化する空の美しさに誘われ、ユトリロは今まで以上に絵に打ち込んだ。 この作品では、すべてがよく見られ、考えられ、分析されて、微妙な調子の色彩でまとめられている。木々は葉を繁らせて光を反射し、人々が“信仰の家”として造形的な歌をうたっている。 その人物は空中に浮揚していて、足が地面についていないように見える。木々の葉からは、ユトリロが念を入れて描いたことがよくわかる。観る者の目は、緑色の濃淡による厚いマチエールの「葉に吸い込まれていく。広くとられた空によって奥行きが生まれた空間には風が流れているのが感じられる。(K.S.)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

シスレーとは?【 作家名 】

1839年フランスに生まれる。1899年没する。イギリス商人の子としてパリに生まれる。美術教師シャルル・グレーズのアトリエで絵を学ぶ。同じアトリエに学んでいたルノワールモネらと知り合う。バルビゾン周辺やセーヌ川などで制作し、また、後に印象主義をになう画家たちの集まったカフェ・ゲルボアに出入りする。1874年第一回印象派展に出品し、以後も風景を得意とする印象主義の画家の一人として活躍する。不遇な時期が長く、最晩年にようやく評価されはじめたが、念願のフランス帰化を果たせないまま、貧困のうちに没した。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

シスレー

キーワードを含む記事
13件見つかりました。

  印象主義

  クロード・ルノワール(ココ)

  サン・ミッシェル橋

  アルフレッド・シスレー

  ポール・シニャック

  ショドワンの家

  睡蓮池の太鼓橋

  マルト・ベラールの肖像

  右脚を拭く浴女

  麦束をもつ少女

  クロード・モネ

  モンマルトル

  ピエール=オーギュスト・ルノワール


<前   次>

徳島県立近代美術館2006