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白熱灯「エレクトリシーヌ」−赤と白



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ものぐらむずあん

モノグラム図案

作家名:ジュール・シャデル
制作年:1905-1910年頃
技 法:インク、水彩
モノグラムジャポニスムのごく一要素に過ぎないが、装飾美術などへの影響を語る上で不可欠である。西洋のアルファベットを使ったモノグラムや、具体的なモティーフの入った家紋などと比べて、日本美術に見られる落款や着物などに見られる家紋は、極度に抽象され、グラフィック・デザインとして優れていると見なされた。アンリ・リヴィエール、ジョルジュ・オリオール等、多くのジャポニストたちが自らのイニシャルやトレード・マークのモティーフ抽象化したモノグラムをデザインし、版画作品などに多く使用しているが、シャデルもその一人である。シャデルは版画家としての仕事の他に、20年以上ものジュエリー・デザイナーとしての仕事がある。このアルバムには、様々な昆虫の甲羅の幾何学模様等をモノグラム抽象化していく過程が記されており、アーティストが自然のどのような要素をグラフィック・デザインへ取り入れていくのかが垣間見れて興味深い。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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シャデルとは?【 作家名 】

クレルモン=フェランに生まれ、国立装飾美術学校で学んだ後、日本美術のコレクターとして知られたシャルル・ジロの版画工房で働いた。シャデルはガブリエル・アンスレ、アンリ・リヴィエール、ピエール・ロシェ、そしておそらく、シャルル・ジロなどと共に「日本美術友の会」を結成し、1895年から1914年まで毎月定期的な会合を開いた。シャデルは浮世絵を模した多色刷木版画で最もよく知られている。また、「日本美術友の会」のメニューや招待状もデザインしている。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)

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