ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


ハチョンユン



ハトンチョル



灰色の光景



廃船



ハイド



ハインジンバンデデザイン



ハウプト



破壊するべきオブジェ/破壊できないオブジェ



萩谷巌



萩原英雄



白衣を纏える



薄雪越冬



白熱灯「エレクトリシーヌ」−赤と白



博物誌



白龍図







箱根の秋



箱は空にかえってゆく



硲伊之助






<前 (1/34ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


はいど

ヘレン・ハイド

西海岸の裕福な家庭に生まれ、美術の教育にも恵まれたハイドは、サンフランシスコのデザイン学校の後、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで学んだ。パリ滞在中に第一世代のジャポニストで、日本に何度も訪れたことのある画家フェリックス・レガメーに強く影響を受け、日本や中国の事物、美術に興味を抱くようになった。1899年夏、短期間滞在のつもりで日本を初めて訪れるが、そのまま14年(途中アメリカに戻った1910年からの2年間を除いて)も東京の赤坂で木版画の制作にいそしむこととなる。筆の使い方等、日本美術の基本的技法を狩野友信(1843−1912)に学ぶ一方、多色摺木版の技術はプラハ出身の画家エミール・オルリク(1870−1932、1900年から日本に滞在)から学んだ。制作の効率を考えたハイドは、下絵を描いた後は、小林文七等の日本人の摺師や彫師に制作を任せている。同時代の作家メアリ・カサット同様、ハイドの作品には女性や子供、特に母子像が多く登場したが、モデルは皆日本人や中国人であり、彼女の東洋への尽きない憧れや幻想が反映されている。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ルフとは?【 作家名 】

1958年ドイツに生まれる(ハーメルスバッハ)。1981年までデュッセルドルフ美術大学のベッヒャーの下で学ぶ。1981年のガレリー・リュディガー・ショトレ(ミュンヘン)での個展を皮切りに、数多くの個展、グループ展に出品する。1991年にはベルリンのマルティン・グロピウス・バウにおける「メトロポリス」展に出品、翌92年にはカッセル(ドイツ)の「ドクメンタ9」に出品する。美術大学在学中から、ルフは一貫して写真というメディアを通して表現に取り組んできた。その中でもとりわけ、ルフの名を高めたのは巨大な肖像のシリーズであろう。身近な知人、友人、後輩たちをモデルに、個人の人柄や個性を表現しようとするでもなく、カメラの目を通して実に淡々とあるがままの人を画面にとらえ、私たちが通常、想像する以上にそれらを拡大する。そこに生まれる作品としての新たな意味を付加しつつ、観る者に提示するのである。現在、デュッセルドルフ(ドイツ)在住。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ルフ

キーワードを含む記事
194件見つかりました。

  アウトサイダー・アート

  〈赤を見ることができない〉

  Alphabet Skin

  ルドルフ・イェットマー

  マクダレーナ・イェテロヴァ

  石川欽一郎

  ヨハネス・イッテン

  ウィーン幻想派

  ニール・ウェリヴァー

  植松奎二

  ウーテ・ヴァイス=レーダー

  フランツ・ヴァツィーク

  ウイリアム・エドモンドソン

  ハルトヴィヒ・エバースバッハ

  ヨーゼフ・エンゲルハルト

  クェシ・オウス=アンコマ

  大島哲以

  ジョージア・オキーフ

  落穂拾い

  「オットー・ヴァーグナーの名誉の年」


<前   次>

徳島県立近代美術館2006