文化庁『地域文化芸術振興プラン』女性現代アーティスト交流展
「秋元珠江 − うつろいのなかに」の開催について
1. 趣旨
この展覧会は、平成21年度の文化庁の「地域文化芸術振興プラン」による「女性現代アーティスト交流展」として、徳島県立近代美術館の企画で、フレアとくしまを会場に開催されるもので、県内の女性団体の方たちのご協力も得て開催する意欲的な取り組みです。
秋元珠江は、シャボンの泡の1ミクロンの表面に映り込む見慣れた風景を留めたり、ゼリーなどを用いて、事象の変化などを切り取ったりして、観る者に提示する仕事をしてきました。そこにはときに、別世界のような不思議な光景が出現します。
常に変化して止まない私たちの日常を取り巻く世界を、秋元は作品を通じて見つめ直し、身近な素材とアートによる、しなやかな気づきを促します。
秋元珠江は、1971年に生まれました。多摩美術大学彫刻科諸材料専攻を卒業し、制作活動を始め、2003年には 第6回岡本太郎記念現代芸術大賞・特別賞を受賞しています。2005年、ポーラ美術振興財団在外研修員として中国に滞在し、現代美術から伝統的な手工芸に至るまで、興味深い制作やリサーチをしてきました。その成果は、2008年「エントロピー 秋元珠江+小坂淳展」(北京東京芸術工程)などにより披露され、一躍、その存在感を増しました。
このたびの展覧会では、、秋元の代表作であるシャボンやゼリーを主題にした近作の展示を国内で初めて、まとまってご覧いただきます。
加えて、かねてより温めていた新作の映像作品「ひとつのそら」の初上映や作品と関わりの深い材料であるゼリーを用いたワークショップや学芸員によるレクチャーも予定しています。
2. 主催
文化庁/徳島県民文化祭開催委員会/徳島県立男女共同参画交流センター /徳島県立近代美術館
3. 企画協力 MAQUIARTO
4. 会期 2010年1月22日(金)−1月30日(土)
5. 会場
徳島県立男女共同参画交流センター「フレアとくしま」 展示ギャラリー
770-8055 徳島市山城町東浜傍示1 アスティとくしま内
phone 088 655 3911 fax 088 626 6189
e-mail flairtokushima@mf.pikara.ne.jp
URL http://our.pref.tokushima.jp/flair/
6. 開場時間 10:00-18:00(最終日は、16:00まで)
7. 休館日 火曜日
8. 観覧料 無料
9. 関連事業
・新作ビデオ作品「ひとつのそら」上映
1月23日(土)、1月24日(日)、*1月30日(土)10:00-18:00
*最終日は、16:00まで。レクチャーの間、上映は休止します。
・作家によるワークショップ
「うつろうゼリーを作ろう」
秋元珠江(現代美術家)
1月23日(土)13:30-15:00 研修室1
定員20名 参加無料、要申込
(往復はがきにて、住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、お申し込み下さい。)
申し込み先:フレアとくしま「秋元珠江ワークショップ」担当
770-8055 徳島市山城町東浜傍示1 アスティとくしま内
締め切り:1月16日必着
・学芸員によるレクチャー
「ときのきらめき−秋元珠江」
吉原美惠子(徳島県立近代美術館専門学芸員)
1月30日(土)14:00-15:00 ブライダルコアときわホール
10. 出品内容
秋元珠江の近作平面作品36点と新作ビデオ作品1点の37点となる予定です。
11. 交通のごあんない
<JR徳島駅より>
バス 約15分
・徳島市営バス
山城町(ふれあい健康館)行き、文理大学前下車すぐ
・徳島バス
・小松島市営バス
小松島方面(バイパス経由)行き、文理大西口下車約900m
タクシー、車 約13分
県庁より南へ約1.3km、センチュリープラザホテルより東へ600m
駐車場あり *駐車料金は1日1回200円
12. 託児のごあんない
無料託児(1歳から就学前まで)あります。
こども室(電話 088 655 4638)まで事前にお申し込み下さい。
13. プレビュー(内覧会)のごあんない
1月21日午後4時−5時、フレアとくしま2Fの展示ギャラリー他で、秋元珠江展のプレビューを行います。
作家の秋元珠江もプレビュー会場におりますので、どうぞお気軽にお出かけ下さい。