特別展「 徳島の作家 没後20年 中原淳一展 装う、暮らす、生きる。
すべてに “美” を求めた芸術家の生涯 」の開催について
1 展覧会名
徳島の作家 没後20年 中原淳一展 装う、暮らす、生きる。すべてに “美” を求めた芸術家の生涯
2 趣旨
中原淳一(1913-1983年)は香川県に生まれ、少年期を徳島市で過ごしました。1932年から雑誌『少女の友』に挿絵を描き、一躍時代を代表する人気挿絵画家となりました。戦後は自ら主宰した『それいゆ』『ひまわり』などの少女誌を舞台に、挿絵や記事を発表し、若い女性たちの熱狂的な支持を集めました。戦前戦後を通じて、最も人気があった挿絵画家だといって過言ではありません。同時に服飾デザインや、音楽、演劇のプロデュース、訳詞、作詞など、さまざまな分野でも優れた才能を発揮しました。日本の戦後文化に大きな足跡を残した人物といえます。
本展では、中原が描き残した挿絵や表紙絵の原画、デザイン画、中原が手がけたウェディング・ドレス、人形など、豊富な作品と資料をもとに、中原の活動全容をご紹介します。また会場には、住宅不足の戦後間もない時期に、6畳1間の貸間で暮らす新婚夫婦のために中原が考案した部屋のレイアウトを、実物大の模型で再現します。
これまでにも時折「中原淳一展」が開かれてきましたが、本格的な回顧展としては今回が初めての展覧会となります。
3 会期: 平成15年7月19日(土)〜平成15年8月31日(日)
4 会場: 徳島県立近代美術館 展示室 3
5 観覧時間: 午前9時30分−午後5時
6 休館日: 月曜日(7月21日は開館)、 7月22日
7 観覧料: 一般 600(480)円 / 大学生 450(360)円
* ( )内は前売り及び20名以上の団体料金。
* 高齢者割引(65歳以上)と障害者割引は、受付でお申し出下さい(半額)。
* 夏休み期間中につき、小・中・高生は入場無料です。
【前売り券販売所】
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/
小山助学館本店/平惣全店/久米書店医大前店/紀伊國屋書店徳島店/
アートショップNAGAO/眉峰ギャラリー/丸善画廊/
ギャラリーロンシャン/銀丁/美馬ガクブチ店/ミマ画材
* 開幕日の約1ヶ月前から前日まで販売しています。
8 主催: 徳島県立近代美術館/朝日新聞社
9 後援: NHK徳島放送局/四国放送/エフエム徳島/徳島県文化協会
10 特別協力: 河口湖中原淳一美術館
11 協力: (株)ひまわりや
12 関連事業: 学芸員による展示解説
7月20日(日)/8月3日(日)、17日(日)、31日(日) 午後2-3時
* 観覧券が必要です。
13 出品点数
油彩画など | 2点 |
画帳、各種原画など(水彩画、インク画、墨画、コラージュ他) | 426点 |
中原が企画・デザインした雑誌付録など(印刷物) | 82点 |
木版画 | 11点 |
人形 | 14点 |
衣装(スカート、ウェディング・ドレス他) | 10点 |
中原による装幀本など | 17点 |
その他遺品、各種資料など | 13点 |
計 | 575点 |
14 主な出品作品
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
6月27日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 江川、吉原 |