特別展「 ピエール・ボナール展 魅惑する色彩への誘い 」の開催について
1 主旨
ピエール・ボナール(1867-1947)はフランス近代絵画を代表する画家の一人です。19世紀末に、彼は仲間たちと前衛的なグループ「ナビ派」を結成し、新しい美術を求めていました。しかし、20世紀に入ると、激しく変化していく美術の流れからは距離を置き、独自の表現を求めるようになったのです。ボナールが取り上げたのは、妻マルトをはじめとする身近な人々、自宅の室内や庭、そのまわりの風景などです。これらの題材を、鮮やかな色彩と練り上げられた構図で描きだしていったが故に、彼はアンチミスト(親密派)の画家と呼ばれました。今回の展覧会では国内外の美術館、コレクターが所蔵する油彩、水彩、版画、素描など約70点の作品によってピエール・ボナールの世界を紹介します。
2 展覧会名: ピエール・ボナール展 魅惑する色彩への誘い
3 会期: 2004年9月12日(日)〜11月7日(日)
4 会場: 徳島県立近代美術館(徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園) 展示室 3
5 観覧時間: 午前9時30分−午後5時
6 休館日: 月曜日(月曜が祝日・振替休日の場合は翌火曜日)
7 観覧料: 一般 600(480)円 / 高・大生 450(360)円 / 小・中生 300(240)円
* ( )内は前売り及び20名以上の団体料金。
* 高齢者割引(65歳以上)と障害者割引は、受付でお申し出下さい(半額)。
* 小・中・高生は土・日・祝・振替休日は無料です。
【前売り券販売所】
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/
小山助学館本店/平惣全店/久米書店医大前店/紀伊國屋書店徳島店/
アートショップNAGAO/眉峰ギャラリー/ギャラリーロンシャン/銀丁/
美馬ガクブチ店/ミマ画材
* 開幕日の約1ヶ月前から前日まで販売しています。
8 主催: 徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送
9 後援: フランス大使館/NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会
10 協力: 全日空
11 関連事業:
・学芸員による展示解説
日時: 9月20日(月・祝)、10月30日(土) 午後2-3時
場所: 展覧会場 * 観覧券が必要です。
・こどもと大人の鑑賞ガイド
「ようこそボナール展!」 講師:友井伸一(主任学芸員)
日時: 9月26日(日) 午後2-3時
場所: 展覧会場 * 観覧券が必要です。(小中高生は無料)
・美術館講座
「じっくり見る。ボナール展」 講師:吉川神津夫(主任学芸員)
日時: 10月10日(日) 午後2時-3時30分
場所: 美術館講座室 * 参加無料
12 出品内容
・出品点数
油彩画 49点
版画、水彩、素描等 21点(会期中一部展示替えします。)
計 70点
・主な出品作品
油彩画
乗合馬車 1895年頃 パリ、フェリックス・ヴェルセル画廊蔵
着替えをするモデル 1912年 ドゥーエ、シャルトゥルーズ美術館蔵
浴槽、ブルーのハーモニー 1917年頃 ポーラ美術館蔵
薄明かりの中の花瓶 1919年頃 個人蔵
逆光の自画像 1923年頃 個人蔵
南フランスのテラス 1925年頃 個人蔵
庭 1936年頃 パリ市立近代美術館蔵
版画、水彩、素描等
踊る犬たち(家具のデザイン) 1891年 パリ、べレス画廊蔵
「創作版画家展」ポスター 1896年 サントリーミュージアム[天保山]蔵(10月11日まで展示)
散歩 1899年 大阪市立近代美術館準備室蔵(10月13日から展示)
キリスト降誕 1943-44年 個人蔵
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
9月7日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 吉川、友井 |