特別展 マン・レイ展 「私は謎だ。」 の開催について
1 趣旨
マン・レイ(1890-1976年)は、ロシア系移民の子としてアメリカのフィラデルフィアに生まれました。画家を志した彼は、1915年頃から20年代初頭にかけて展開されたニューヨーク・ダダの前衛的な動きに、フランス人のデュシャンやピカビアらとともに関わります。1921年、あこがれのフランスへ渡り、パリではシュルレアリスム運動に加わりました。「レイヨグラフ」「ソラリゼーション」といった技法によって、写真の新しい表現を切りひらく一方で、既製品などを利用した立体作品=オブジェ制作でも、独特のユーモラスな作品で注目を集めます。また、交友関係も広く、文学者、思想家、画家、音楽家など、多くの人々の肖像写真も残しました。マン・レイは、革新的な芸術運動が次々と繰り広げられた20世紀前半の時代の目撃者でもあったのです。
本展では、ダダ・シュルレアリストとして現代美術をリードしたマン・レイの全生涯に渡る活動を、写真に加え、絵画、オブジェ、映像作品、版画など約300点の作品でご紹介します。
2 展覧会名: マン・レイ展 「私は謎だ。」
3 会期: 2005年1月15日(土)−3月21日(月)
4 会場: 徳島県立近代美術館 展示室 3(徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園)
5 観覧時間: 午前9時30分−午後5時
6 休館日: 月曜日(3月21日は開館)
7 観覧料: 一般 600(480)円 / 高・大生 450(360)円 / 小・中生 300(240)円
* ( )内は前売り及び20名以上の団体料金です。
* 高齢者割引(65歳以上)と障害者割引は、受付でお申し出下さい(半額)。
* 小・中・高生は土・日・祝日の観覧料が無料になります。
8 主催: 徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送
9 後援: フランス大使館/NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会
10 協力: 全日空
11 監修: マリオン・メイエ/巖谷國士
12 企画協力: 株式会社アートプランニングレイ
13 関連行事:
【マン・レイ展記念講演会】
「マン・レイ その謎と不可思議」
巖谷國士(本展監修者、明治学院大学教授)
1月23日(日) 午後1時30分-3時30分 * 参加無料/申込不要
徳島県立二十一世紀館イベントホール
【こどもと大人の鑑賞ガイド】
「マン・レイのナゾ探検隊」
友井伸一(当館主任学芸員)
2月11日(金・祝) 午後2時-3時 展示室3(2階)
* 観覧券をお求め下さい。小・中・高生は無料。
* 大人だけの参加も可能です。
【学芸員による展示解説】
2月6日(日)/3月6日(日) 午後2時-3時 展示室3(2階)
* 観覧券をお求め下さい。
14 主な出品作品
出品作品数:写真(138点)、絵画など(49点)、オブジェ(45点)、版画(19点)、
映像作品(4点)、その他書籍や資料(39点) 計294点
* 次のようなテーマを用意しています。 | |
セルフポートレート/自由な手/アトリエと住居/デュシャンとダダ運動/写真・アエログラフ・オブジェ/ダダ・シュルレアリスム/レイヨグラフと映画/キキ・ド・モンパルナス/肖像写真・モード写真/リー・ミラーとソラリゼーション/メレット ニュッシュ/オブジェと書物/サド侯爵/アディ 上天気/ジュリエット/宮脇愛子/オブジェ 言葉あそび/晩年(イジドール・デュカスの謎) |
参考:前売り券販売所 | |
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/小山助学館 本店/平惣 全店/久米書店 医大前店/紀伊國屋書店 徳島店/アートショップNAGAO/眉峰ギャラリー/ギャラリーロンシャン/銀丁/美馬ガクブチ店/ミマ画材 |
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
12月17日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 友井、吉川 |