所蔵作品展「徳島のコレクション2006-I」の開催について
1 趣旨
この展覧会は、徳島県立近代美術館の所蔵作品をご紹介するものです。
所蔵作品展は、当館のコレクションの方針によって、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」の3つのコーナーに分かれています。
今期の「20世紀の人間像」のコーナーでは、近・現代ドイツにおける美術表現を一つのテーマとして採り上げ、展覧いたします。20世紀の2度の世界大戦を経て、政治的に大いに翻弄されたドイツにおいて、美術表現はどのように変遷してきたのか、作品を通して、その性質を探ってみたいと思います。
他には、子どもの暮らしをテーマに作品を選んでいます。
今期は平成17年度の最後の展覧会で、前期(4月2日まで)と後期(4月4日から)で、版画、水彩画、日本画などの一部展示替えを行います。
また、「現代版画」のコーナーでは、3月4日(土)から4月2日(日)までの期間、「ドイツの心1」を、4月4日(火)から5月7日(日)までの期間、「ドイツの心2」と題して、版画作品を通しても、ドイツの人々の心に触れていただければと思います。
2 会期: 2006年3月4日(土)−2006年5月7日(日)
3 会場: 徳島県立近代美術館
[展示室1、展示室2、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径]
4 観覧時間: 午前9時30分−午後5時
5 休館日: 月曜日
6 観覧料: 一般:200円(160円) 高・大生:100円 (80円) 小・中生:50円 (40円)
* ( )内は20名以上の団体料金。
* 高齢者【65歳以上】と障害者の方は、観覧料が半額になります。
* 祝日及び振替休日は無料です。
* 小・中・高生は土・日・祝・振替休日、春・夏・秋・冬休み中の観覧料が無料になります。
7 関連事業:
【学芸員による展示解説】
3月5日(日) 吉原美惠子(主任学芸員)
午後2時−2時45分 展示室1(2階)
* 観覧券をお求め下さい。
【美術館講座】
「現代ドイツと美術」
3月12日(日)吉原美惠子(主任学芸員)
午後2時−3時30分 美術館講座室(3階)
参加無料/申し込み不要
8 出品内容:
当館の収集方針にあわせて、3つのコーナーで展示します。
*4月3日をはさんで、すべてのコーナーで、一部作品が入れ替わります。
【20世紀の人間像】
ヴィルヘルム・レームブルック<ザリー・ファルクの肖像>など、28作家による50点。
【現代版画】
「ドイツの心1」では、ケーテ・コルヴィッツなど、2作家8点。
「ドイツの心2」では、マックス・ベックマンによる、1作家10点。
【徳島ゆかりの美術】
伊原宇三郎<エトルタ風景>など、9作家による21点。
*このほかに、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径に12作家、12点を展示。
*展示作品の合計は52作家による101点。
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
1月26日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 吉原、仲田 |