特別展 コレクション+αで楽しむシリーズ:文学 「美術を《よむ》」の開催について
1 趣旨
コレクション+αで楽しむシリーズは、徳島県立近代美術館の所蔵作品を中心にして、そこにひと工夫加え、幅広い視点で美術を楽しもうという展覧会です。
今回は「よむ」ことをキーワードとした、美術と短歌・朗読のコラボレーションです。会場には、当館所蔵の美術作品と、それらをもとに県内外の歌人が詠んだ新作の短歌を展示します。また、作品の前で県立文学書道館朗読講座生による文学作品の朗読会を開催します。
美術作品を見ることは、絵画や彫刻など形で示された芸術家の世界をよむことでもあります。そして、見ることから触発された感興を、短歌を詠むという形で示す、また、文学作品を朗読する(読む)という行為で表すことは、鑑賞を、見るという立場から一歩進んで、表現するという能動的な姿勢へと展開させます。
この展覧会では、「歌人や朗読会の出演者はそのようにこの美術作品を見たのか」ということを手がかりに、「では、自分ならどのように見るか」と作品と対峙するような、観覧者の方々の積極的な営みが繰り広げられることを願っています。
2 展覧会名: コレクション+αで楽しむシリーズ:文学 「美術を《よむ》」
3 会期: 2005年11月12日(土)−12月18日(日) :32日間
4 会場: 徳島県立近代美術館 展示室 3
(徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園)
5 観覧時間: 午前9時30分−午後5時
6 休館日: 月曜日
7 観覧料: 一般 600(480)円 / 高・大生 450(360)円 / 小・中生300(240)円
* ( )内は前売り及び20名以上の団体料金。
* 高齢者割引(65歳以上)と障害者割引は、受付でお申し出下さい(半額)。
* 小・中・高生は、土・日・祝の観覧料が無料になります。
8 主催: 徳島県立近代美術館 / 徳島新聞社 / 四国放送
9 後援: NHK徳島放送局 / エフエム徳島 / 徳島県文化協会
10 協力: 現代歌人協会 / 徳島県歌人クラブ / 四国歌人クラブ / 徳島県立文学書道館
11 関連行事
○歌人による作品解説と講演「短歌と美術の出会い」
講師:篠 弘(日本現代詩歌文学館館長、歌人)
日時:2005年11月20日(日)
作品解説 午前11時−12時 展示室
講演会 午後1時30分−2時30分 徳島県立二十一世紀館イベントホール
○「美術と短歌の展示案内」
案内:安達一樹(県立近代美術館専門学芸員)
+竹内紀子(県立文学書道館事業部主任)
日時:2005年11月27日(日) 午後2時−3時 展示室
○朗読会「近美でよむ」
出演:徳島県立文学書道館朗読講座生
日時:2005年12月11日(日) 午後2時−3時 展示室
12 出品内容
パウル・クレーの〈子供と伯母〉を始めとする県立近代美術館が所蔵する絵画、彫刻など美術作品50点と、篠弘、馬場あき子など全国的に活躍する歌人および四国在住の歌人、計50名から各作品に寄せられた短歌50首。(歌人が各々対象とする1作品に1首)
* 美術作品内訳:
油彩画他(22点)、日本画(6点)、彫刻(18点)、版画(2点)、写真(2点) 計50点
* 出詠歌人(五十音順、敬称略)
・全国的に活躍する歌人(20名)
池田はるみ(東京)、伊藤一彦(宮崎)、小黒世茂(大阪)、尾崎まゆみ(兵庫)、
河野裕子(京都)、栗木京子(岐阜)、小島ゆかり(東京)、小見山 輝(岡山)、
坂井修一(茨城)、坂出裕子(京都)、篠 弘(東京)、島田修三(愛知)、
晋樹隆彦(神奈川)、中川佐和子(神奈川)、馬場あき子(神奈川)、藤原龍一郎(東京)、
古谷智子(東京)、松平盟子(東京)、道浦母都子(大阪)、吉岡生夫(兵庫)
・四国の歌人(徳島15名、愛媛・香川・高知 各5名)
上岡俊子、柏原千惠子、日下仁夫、斎藤祥郎、阪口光子、佐藤恵子、
関 政明、竹安隆代、野村千惠子、松下みわ、眞野孝彦、宮崎 浩、
森 和代、森 貞幸、山本枝里子(以上、徳島)
大野景子、原田恵美子、村上時子、吉田信保、吉田みのる(以上、愛媛)
稲 暁、北岡昌子、兵頭なぎさ、水落 博、山地みさを(以上、香川)
井上佳香、今井嘉彦、楠瀬兵五郎、西岡瑠璃子、平田 雅(以上、高知)
参考:前売り券販売所 (開催日の約1ヶ月前から販売しています) | |
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/小山助学館 本店/平惣 全店/久米書店 医大前店/紀伊國屋書店 徳島店/アートショップNAGAO/眉峰ギャラリー/ギャラリーロンシャン/銀丁/美馬ガクブチ店/ミマ画材 |
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
10月11日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 安達、森 |