特別展 「吹田文明展 華麗なる木版画の世界」 の開催について
1 展覧会名 吹田文明展―華麗なる木版画の世界
2 会期 平成18年9月2日[土]−10月22日[日]
3 会場 徳島県立近代美術館 展示室3(2階) (徳島市八万町向寺山)
4 観覧時間 午前9時30分−午後5時
休館日 月曜日(9月18日・10月9日は開館)、9月19日[火]・10月10日[火]
5 観覧料 一般600[480]円/高・大生450[360]円/小・中生300[240]円
[ ]内は前売りおよび20名以上の団体料金。小・中・高生は土・日・祝日・秋休みは無料です。高齢者(65歳以上)、障害者割引(半額)は、受付でお申し出下さい。
●前売り券販売所: 文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/小山助学館 本店/紀伊國屋書店 徳島店 (開催日の前日まで販売しています)
6 主催 徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送
後援 NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会
協力 株式会社サクラクレパス
7 趣旨
1926年徳島県阿南市に生まれた吹田文明は、はじめ小学校教師として出発し、戦後の先駆的な版画教育を切りひらきます。その一方、木版作家として国内外での評価を着実に高め、1967年サンパウロ・ビエンナーレでは版画部門最高賞を受賞。多摩美術大学に日本初の版画科を設置するなど、現代版画のリーダー的存在として活躍します。
現住地・世田谷美術館との協同企画による本展は、これまでにない規模で、作家の全貌にせまります。ダイナミックな色彩と透明感が織りなす絵画世界は、悠久の光のドラマへと私たちを誘うことでしょう。それは、戦後木版画のフロンティアを駆けてきた、人間・吹田文明のドラマをたどる感動的な旅とも言えるものに違いありません。そして、いま作家はさらなる光を求め、新たな展開へ向かっているように思われます。
初期の熱気あふれる版画の実験作、珍しい版木、戦後図工科の貴重な資料――実にすてきな版画指導本や映画の受賞作もまじえ、現代版画と美術教育へ情熱を注いできたその半世紀を、しっかり見すえたいと考えます。
8 出品内容 作品212点/代表作の版木や道具類/ 『たのしい版画』1〜6ねんせい
「版画をつくろう」(受賞映画)の上映
9 主な出品作品
2ツの形 1955年 徳島県立近代美術館蔵
機械No.3 1957年 世田谷美術館蔵
鳥と眼球体 1959年 徳島県立近代美術館蔵
ボン 1966年 徳島県立近代美術館蔵
潮 1970年 徳島県立近代美術館蔵 / 虹の朝 1990年 作家蔵
銀河を渡るB 1998年 作家蔵 / 何処へ 2006年 作家蔵
10 展示解説など
○作家によるトーク 9月3日[日] 吹田文明(出品作家)
午後2時−3時 展示室3 要観覧券。
○展示解説 9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝] 竹内利夫(主任学芸員)
午後2時−3時 展示室3 要観覧券。
○このほか「徳島版画」連携ワークショップ―「吹田版画を体験しよう」、「15分アトリエ」などワークショップ多数。
11 「徳島版画」連携ワークショップ
連携の試み:本展では新たな試みとして、地元の美術グループ「徳島版画」と協働して、たくさんの方々に版画との出会いを体験してもらえるような、イベントを連続開催します。吹田文明さんもまた、小学校、大学教員時代を通じて、版と出会うことで拡がるもの作りの喜びを発信してきました。「徳島版画」の顧問として、若々しい活動にエールを送っています。
9月10日[日]「吹田版画を体験しよう」 平木美鶴(徳島版画・徳島大学教授)
9月24日[日]「水性木版画の魅力」 近藤幸(徳島版画)
10月1日[日]「油性木版画の魅力」 鈴木明雄(徳島版画)
10月8日[日]「硬いものを写しとる 油性木版画」 伊藤紀子(徳島版画)
午後1時−4時 アトリエ2(3階) 参加無料/要申込 定員:各20人
*電話でお問い合わせ下さい。
10月21日[土]「15分アトリエ」 銅版画: 武市勝(徳島版画・鳴門教育大学教授)
リトグラフ: 長尾弘久(徳島版画) 紙版画: 鎌田富則(徳島版画)
午後1時−4時 アトリエ2(3階) 参加無料/申込不要
12 「徳島版画」連携プログラム
「木口木版画って何? ―誰でもできる木口木版画講座」
小林敬生(多摩美術大学教授)
○10月14日[土]・15日[日]「ワークショップ」
14日:午後1時30分−5時 15日:午前10時−午後5時
アトリエ2(3階) 材料費2,000円程度 申込必要 定員:10人
*電話でお問い合わせ下さい。
○10月14日[土]「木口木版画って何?」
レクチャー:午後1時30分(1時間程度) 講座室(3階) 申込不要
○10月15日[日]「摺りを体験しよう」
午後1時30分−4時 アトリエ2(3階) 申込不要 定員:30人
徳島県立近代美術館 https://art.bunmori.tokushima.jp/
吹田文明展ページ https://art.bunmori.tokushima.jp/text/fukita/fukita-top.html
吹田文明展プレスリリース https://art.bunmori.tokushima.jp/pr/hodo/fukita_pr.pdf
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
8月8日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 竹内、森 |