特別展  「変貌するひとのすがた ピカソの版画」
(コレクション+αで楽しむシリーズ)の開催について

1  趣旨
 本展は徳島県立近代美術館の所蔵作品を中心にして、そこにひと工夫加え、幅広い視点で美術を楽しもうという展覧会です。
 今回のテーマはピカソの版画。当館では、ピカソの作品を、版画を中心にして26点収蔵しています。そして、そのほとんどが、何らかのかたちで人間をテーマにした作品です。この展覧会では、当館の所蔵作品に、他館から借用した作品を加えた100点あまりの作品により、ピカソの描いたさまざまな人間の姿をご紹介いたします。
 初期のメランコリックな人物像、人間のかたちを分析して再び組み立てたようなキュビスムの作品、あるいは、ゆがんで入り組み、変化していく一九三〇年ころの作品・・・同じ人間をモチーフにしながらも、きわめて多彩に「変貌」していくピカソの人間表現をお楽しみ下さい。
 また、ピカソに関連する絵本や書籍をよむことができるコーナーも設けます。巨匠と呼ばれるピカソのことを、改めて知っていただく機会となることを願っています。

2 展覧会名: 「変貌するひとのすがた ピカソの版画」(コレクション+αで楽しむシリーズ)

3 会期: 平成18年11月1日(水)−12月17日(日) :41日間

4 会場: 徳島県立近代美術館 展示室 3
       (徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園)

5 観覧時間: 午前9時30分−午後5時

6 休館日: 月曜日

7 観覧料: 一般 600(480)円/高・大生 450(360)円/小・中生300(240)円
    * ( )内は前売り及び20名以上の団体料金。
    * 高齢者割引(65歳以上)と障害者割引は、受付でお申し出下さい(半額)。
    * 小・中・高生は、土・日・祝の観覧料が無料になります。

8 主催: 徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送

9 後援: NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会

10 関連行事
    ・学芸員による展示解説
    平成18年11月5日(日)/12月3日(日) 午後2時−3時 展覧会場
    申込不要 観覧券をお求め下さい。小・中・高生は無料。

    ・こども鑑賞クラブ 
    平成18年12月16日(土)
     展覧会場 観覧券をお求め下さい。小・中・高生は無料。

    ・美術館講座 「じっくり見よう、ピカソの版画」
    講師:友井伸一
    平成18年11月23日(木・祝) 午後2時から3時30分
    美術館3階講座室 申込不要、入場無料

    ・サロンコンサート「ピカソと版画展によせて」
    @「イムラモトネ〜works」
    演奏者:井村雅音(バソン)
    平成18年11月19日(日)14:00〜(30分程度)
    A「キュビスムと循環音楽との出会い〜フランク ソナタ イ長調」
    演奏者:井村雅音(バソン)、粟田美佐(ピアノ) 
    平成18年12月10日(日)14:00〜(30分程度)
    展覧会場 申込不要 観覧券をお求め下さい。小・中・高生は無料。
    曲目等変更のある場合があります。
    *サロンコンサートは徳島県立21世紀館との共催イベントです。

    ・絵本の読み聞かせ会「絵本で知ろう、ピカソくん」
    語り手:中洋子(とくしまお話を語る会代表)
    平成18年11月26日(日)第一回13:00〜 第二回15:00〜(いずれも30分程度)
    展覧会場 申込不要 観覧券をお求め下さい。小・中・高生は無料

11 主な出品内容
 「青の時代」の名作<貧しき食事>、古典的な作風で端正に描かれた<三人の女>、古代ローマの詩人オウィディウスの詩「変身物語」に寄せた30点組の銅版画集<メタモルフォーズ>、代表作<ゲルニカ>と密接に関連する<フランコの夢と嘘>、晩年に追求した「画家とモデル」のテーマで制作された<流砂>など 計111点
内訳:版画(104点)。ほかに油彩(3点)、デッサン(3点)、写真(参考作品1点)も展示

  参考: 前売り券販売所 (開催日の約1ヶ月前から販売しています)
   文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/小山助学館 本店/紀伊國屋書店 徳島店



特別展「変貌するひとのすがた ピカソの版画」コレクション+αで楽しむシリーズ
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 よろしくお願いいたします。

平成18年10月 徳島県立近代美術館


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TEL:06-5524-2252
FAX:06-5524-2253
ご担当者名: 澤 田 様


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Estate of Roy Lichtenstein(LICHTENSTEINの権利継承団体)(在ニューヨーク)

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 1.作品の複製寸法:最大9×5.5cm(名刺大)、もしくは面積49.5cm2以下である場合。
 2.作品の使用点数:1媒体に対して1団体2点に限定します。

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   複製寸法が9×5.5cm以下であっても著作権使用料が発生します。
 3.著作権使用料は、現在のところ、通常の新聞・雑誌の規定料率の半額(50%)とします。

C)事前許可申請並びに著作権表示
尚、上記A)、B)のいずれの場合も、全て私共に事前に使用許可をご申請下さい。
複製使用の許諾が交付された場合は、複製使用の寸法に拘わらず、全ての複製に下記著作権表示をご明示ください:
      −作家名・作品タイトル
      −©‥‥‥‥‥

註:上記6団体以外にも私共は下記11団体・権利継承者の日本代表業務を行っておりますので、ご相談下さるようお願いいたします。:

SOMAAP協会          (在メキシコ)
ProLitteris協会        (在チューリッヒ)
Les Heritiers Matisse (在パリ)
LCM(CASSANDREの権利継承団体)(在パリ)
藤田嗣治(レオナール):藤田君代
VEGAP協会             (在マドリッド)
SABAM岨旭協全      (在ブリュッセル)
RA0協会                 (在モスクワ)
SACK協会              (在ソウル)
SODRAC協会          (在モントリオール)
SCHWARTZ Claude  (在フランス)

以上、宜しくお願い申し上げます。

資料提供
月日 担当館名 電話 担当者
10月3日 県立近代美術館 tel 088-668-1088
fax 088-668-7198
学芸員
友井、江川