特別展「凍熱−ハンス・ペーター・クーン」展の開催について
1.展覧会名:凍熱−ハンス・ペーター・クーン
2.趣旨
ハンス・ペーター・クーン(1952-)は、キールに生まれ、ベルリンに在住する、ドイツを代表するアーティストの一人です。早い時期から音楽に軸を置いた芸術的な創作活動を目指しました。
1990年に、舞台の音楽制作への評価から、ニューヨークでベッシー賞を受賞したのをはじめ、1993年のヴェネチア・ビエンナーレでは、ロバート・ウィルソンと共に制作したインスタレーションで金獅子賞を受賞するなどし、世界を舞台にした制作活動は、年を追うごとに質と評価を高めてきました。
当館でも、2003年度開催の<シーニック・アイ 美術と劇場>展において、その作品を体験することができました。これは、スケールが小ぶりであるのに、ダイナミックなストーリーを湛えた作品で、来館者の多くにとても興味を持たれたものです。
クーンはまた、建築にも関わりながら、制作しています。例えば、同じくベルリン在住の建築家・ダニエル・リーベスキントが新しくデザインした、オスナブリュックにあるフェリックス=ヌスバウム美術館の通路の素晴らしい音響インスタレーションは、オープニングの後、あまりの素晴らしさによって美術館に常設された作品です。
他にも、クーンの作品は多様に展開し、ヴォリュームを増して、都市空間や曠野にまで迫り、表現の限りない可能性を感じさせています。現在、ヨーロッパを中心として、最も活躍するアーティストの一人だということができるでしょう。
このたびは、音、光などを用いたインスタレーションという表現を用いて、新たに創造される空間を、体験していただきます。
3.会期 2007年1月27日(土)−3月11日(日)
4.会場 徳島県立近代美術館 展示室3
5.休館日 毎週月曜日休館
6.開館時間:午前9時30分−午後5時
7.観覧料:一般 600円(480円)
高校生・大学生 450円(360円)
小学生・中学生 300円(240円)
*特別展の観覧料で所蔵作品展もご覧いただけます。
( )内は団体(20名以上)の場合
障害者、高齢者(65歳以上)は、観覧料が半額になります。
小・中・高生は土・日・祝日・振替休日および春休み中の観覧料が無料です。
8.主催:徳島県立近代美術館/大阪ドイツ文化センター/徳島新聞社/四国放送
9.後援:NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会
10.特別協力:ドイツ連邦共和国総領事館/ルフトハンザ ドイツ航空
11.協賛:ifa(ドイツ対外文化交流研究所)/CALL徳島店/
Unternehmensgruppe Becker & Kries, Berlin
12.内容
本展のためのインスタレーションを4点、新作予定です。
13.関連事業
【オープニング・パフォーマンス】
「凍熱」
出演:和田淳子(パフォーミング・アーティスト)
日時:1月27日(土)午後4時から
場所:展示会場(2階)(観覧券をお求め下さい)
【学芸員による展示解説】
日時:1月28日(日)/2月4日(日)いずれも午後2時から3時
場所:展示室3(観覧券をお求め下さい)
【美術館講座】
「サウンド・アーティスト、ハンス・ペーター・クーンの作品について」
講師:吉原美恵子(当館学芸員)
日時:3月4日(日)午後2時から3時30分
場所:美術館講座室(3階)
参加無料/申し込み不要
14.前売り券販売所
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/
小山助学館本店/紀伊国屋書店徳島店
*取り扱い中です。
15.お問い合わせ
徳島県立近代美術館
770-8070 徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園
phone:088-668-1088 fax:088-668-7198
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
1月12日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸員 吉原、仲田 |