特別展「美術の国徳島 1昭和の文展、帝展作家」展 の開催について

1.展覧会名      美術の国徳島 1昭和の文展、帝展作家

2.趣  旨
   江戸時代から明治にかけて、徳島の地は藍の生産地として栄え、芸能や文化において、多彩な活動が現れ、明治から現在まで、多くの美術家を輩出し続けてきました。
   本展は、主にコレクションを使って、徳島ゆかりの作家たちの活動を、掘り下げてご紹介しようとするもので、開館以来、徳島の美術に関する調査研究を続けてきた成果をご覧頂けることでしょう。
   今回は、昭和戦前期の官設の展覧会である、帝国美術院展覧会(帝展)と、文部省美術展覧会(文展)で活躍した作家たちの中から、徳島ゆかりの作家の作品をご紹介します。
   水彩画の流行の立役者の一人で、優れた風景画家であり、旅の画家でもあった三宅克己(1874-1954)、何事にも穏やかなまなざしを注ぎ、物静かな画家であった清原重以知(1888-1971)、日本画において、情感豊かで、簡素な表現の魅力を示した広島晃甫(1889-1951)、洋画、キリスト教、野球など、当時の新しい文化を愛し、受容した河井清一(1891-1979)、模範的な態度で、西欧の伝統を学び、日本の洋画界に量感ある美術表現を打ち立てた伊原宇三郎(1894-1976)、彫刻家であり、熱心な宗教者でもあった服部仁郎(1895-1966)の6人の制作を通じて、徳島の文化的な風土について、考えていただければ幸いです。

3.会  期      2007年7月21日[土]−10月8日[月・祝]

4.会  場      徳島県立近代美術館 展示室3 (徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園)

5.休館日      毎週月曜日休館(8月13日、9月17・24日、10月8日は開館)、9月18・25日

6.開館時間      午前9時30分−午後5時

7.観覧料      一般600[480]円/高校生・大学生450[360]円/小学生・中学生300[240]円
            ※特別展の観覧料で所蔵作品展もご覧いただけます。
             [ ]内は前売り及び団体(20名以上)の場合
            障害者、高齢者(65歳以上)は、観覧料が半額になります。
            小・中・高生は土・日・祝日・振替休日および夏・秋休み中の観覧料が無料です。

8.主  催      徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送

9.後  援      NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化協会

10.内  容
   コレクションを中心に、彫刻、油彩画、日本画、水彩画など約70点に、素描、版画、遺品類などを加えて展覧いたします。
   *水彩画、日本画などの作品については、8月20日(月)に展示替えを行います。

11.関連行事
 【学芸員による展示解説】
      日 時:7月22日[日]、8月5・12・19日[日]、9月2・16日[日]   いずれも午後2時-3時
      場 所:展示室3(観覧券をお求め下さい。)

 【美術館講座】
   「徳島の美術風土と画家たちの素顔」
      講 師:江川佳秀(当館学芸課長)
      日 時:9月30日[日] 午後2時から3時30分
      場 所:美術館講座室(3階)
      参加無料/申し込み不要

12.前売り券販売所
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合/小山助学館 本店/紀伊國屋書店 徳島店/ローソン10店舗(徳島津田本町店・徳島安宅3丁目店・徳島八万町下福万店・鳴門市役所前店・ 阿南新野店・阿波病院前店・徳島不動店・徳島中吉野町店・東みよし町昼間店・海陽町杉谷店)
※取り扱い中です。

13.お問い合わせ
   徳島県立近代美術館
   770-8070 徳島市八万町向寺町 文化の森総合公園
   phone:088-668-1088  fax:088-668-7198

資料提供
月日 担当館名 電話 担当者
7月12日 県立近代美術館 tel 088-668-1088
fax 088-668-7198
学芸員 吉原
      江川