所蔵作品展「徳島のコレクション2009-I いっぱい見せます:全館展示」の開催について

1 主旨
 この展覧会は、徳島県立近代美術館の所蔵作品をご紹介するものです。
 所蔵作品展は、当館のコレクションの方針によって、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」の3つのコーナーに分かれています。前期(3月1日まで)と後期(3月3日から)で、「現代版画」のコーナー他、一部展示替えを行います。
 今回は展示室3も含めた全館展示で多くの作品をご覧いただきます。

2 会期  : 2009年1月24日(土)− 4月12日(日)

3 会場  : 徳島県立近代美術館
         [展示室1、展示室2、展示室3、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径]

4 開館時間: 午前9時30分−午後5時

5 休館日 : 月曜日

6 観覧料 : 一 般  :200円(160円)
         高・大生:100円 (80円)
         小・中生:50円  (40円)
         * (  )内は20名以上の団体料金。
         * 高齢者【65歳以上】、障害者割引があります【半額】
         * 祝日及び振替休日は無料です。
         * 小・中・高生は土・日・祝・振替休日、春・夏・秋・冬休み中の観覧料が無料に
          なります。

7 関連事業
  【学芸員による展示解説】
   1月25日(日)、2月1日(日)、2月8日(日)、
   2月22日(日)、3月15日(日)、3月29日(日)
   午後2時−2時45分 *観覧券が必要です。

 【美術を楽しむ・わたくし流】
   3月1日(日) 午後2時−3時30分/展示室3(2階)
   ピアノ・コンサート 「いのちを見つめて」 重松壮一郎(ピアニスト・作曲家)
   *観覧券が必要です。

   3月20日(金・祝) 午後2時−3時/展示室3(2階)
   能楽「生きているわたくし」によせて
   橋本ハル子(観世流能楽師)、吉浪壽晃(観世流能楽師)、児玉哲城(観世流能楽師)

8 出品内容
   当館の収集方針にあわせて、3つのコーナーで展示します。

  【20世紀の人間像】 展示室1
   今回は「抽象」に注目したコーナーをもうけました。20世紀の初頭に登場した抽象絵画は
  前世紀を通じて重要な位置を占めてきました。パウル・クレーの<子供と伯母>やフェルナン・
  レジェの<美しい自転車乗り>、菅井汲の<男と男>などを紹介します。
    全26点(3月2日をはさんで一部展示替えを行います。)

  【現代版画】 展示室1 
   棟方志功、ベン・シャーンの版画集
   1月24日[土]-3月1日[日]
   棟方志功の版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉全12
  点とベン・シャーンの版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには・・・〉全24点
  を紹介します。

   マルク・シャガールの版画集
   3月3日[火]-4月12日[日]
   マルク・シャガールの版画集〈ダフニスとクロエ〉全42点を紹介します。

  【徳島ゆかりの美術】 展示室2
   このコーナーでは、徳島県出身や徳島ゆかりの作家の作品のほか、徳島の風景や風物に
  題材をとった作品を紹介します。今回は、徳島県出身の、三宅克己の水彩画、広島晃甫や
  日下八光の日本画、伊原宇三郎の油彩画などを展示します。また徳島の風景や風物を描
  いた作品として、祖谷の渓谷を描いた下保昭の〈峡〉や、川島猛の〈阿波おどり〉などを紹介
  します。
    全24点(3月2日をはさんで一部展示替えを行います。)

  【特集:生きているわたくし】 展示室3
   「いのちのはじまり」、「はじまりの近くで」、「かけがえのない『わたくし』を探して」、「生きづ
  らさの中で」の4つのコーナーを設けて、旅に例えられる私たちのいのちの時間をその始まり
  から精神的な充実まで、作品を通して辿ってみます。
    全102点(3月2日をはさんで一部展示替えを行います。)

    このほかに、美術館ロビー/屋外展示場/彫刻の小径、に13点を展示
    全243点

資料提供
月日 担当館名 電話 担当者
1月21日 県立近代美術館 tel 088-668-1088
fax 088-668-7198
 学芸員 
仲田、吉川、吉原