特別展 「京都画壇に咲いた夢−幸田春耕、暁冶父子と京都・徳島の日本画家たち」の
開催について
1.展覧会名 京都画壇に咲いた夢−幸田春耕、暁冶父子と京都・徳島の日本画家たち
◇「おどる国文祭」1周年記念第11回徳島県民文化祭共催事業
2.趣 旨
本展は、徳島ゆかりの日本画家、幸田春耕(しゅんこう)、暁冶(ぎょうや)の父子を中心に、交流のあった京都画壇の巨匠、山元春挙(しゅんきょ)や池田遙邨(ようそん)、そして三木文夫、市原義之といった京都で学んだ徳島県出身作家の作品をご紹介します。
幸田春耕(1897-1976年)は、現在の徳島市国府町に生まれ、22歳のとき京都の山元春挙に入門。京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)でも学び、戦前の帝展、戦後の日展で活躍しました。青塔社の結成に加わり、後進の指導にもあたりました。
その春耕の長男が暁冶(1925-75年)です。京都市で生まれ、京都市立美術専門学校(現在の京都市立芸術大学)に学びます。池田遙邨に師事し日展や京展で活躍。後に無所属となり、山種美術館賞展などで注目を集めました。次の世代を担うホープとして期待されながら、結核のため50歳で亡くなりました。
暁冶と春耕が相次いで亡くなって30年あまり。美術界に鮮明な印象を残した二人でしたが、その記憶も次第に薄れつつあります。ふたりの仕事に今一度光をあてるべき時期がきているといえるでしょう。本展では、京都と徳島を結んだ画家たちの夢の跡をたどりたいと思っています。
3.会期 平成20年10月25日[土]〜12月7日[日]
4.会場 徳島県立近代美術館 展示室3
5.休館日 月曜日、11月4日[火]、25日[火]
(11月3日[月・祝]、11月24日[月・振休]は開館します)
6.開館時間 午前9時30分−午後5時
7.観覧料
一般 600円(480円)
高校生・大学生 450円(360円)
小学生・中学生 300円(240円)
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金です。
高齢者(65歳以上)・障害者は、観覧料が半額になります。
小・中・高生は土・日・祝日・振替休日、及び秋休み中の観覧料が無料です。
特別展の観覧料で所蔵作品展もご覧いただけます。
8.主催 徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送/徳島県民文化祭開催委員会
9.後援 NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化振興財団
10.主な出品作品
幸田春耕 〈牡丹〉大正期 個人蔵、 〈牛の園〉1954年 当館蔵
幸田暁冶 〈調教師〉1964年 個人蔵、 〈花売り〉1970年 個人蔵
山元春挙 〈山上楽園〉1922年 京都市美術館蔵、
池田遙邨 〈江州日吉神社(ごうしゅうひよしじんじゃ)〉1937年 滋賀県立近代美術館蔵
〈鳴門〉1949年 当館蔵
三木文夫〈苔の径〉1951年 個人蔵
市原義之〈起重機のある工場〉1968年 当館蔵
出品点数は、計67点
11.関連事業
【ゲスト・トーク】
日時: 11月16日[日] 午後2時−3時
講師: 市原義之(日展会員、出品作家)
場所: 展覧会場(展示室3)
*会場で作品をいっしょに見ていきます。観覧券をお求め下さい。
「関西文化の日」関連企画
【学芸員による展示解説】
日時: 10月26日[日]/11月9日[日]/11月24日[月・振休]
午後2時−3時 展示室3
講師: 当館学芸員
場所: 展覧会場(展示室3)
*観覧券をお求め下さい。
【美術館講座 「京都で活躍した徳島ゆかりの作家たち」】
日時: 11月23日[日・祝] 午後2時−3時30分
講師: 森芳功[当館専門学芸員]
場所: 美術館講座室[3階]
*参加無料
【こども鑑賞クラブ】
日時: 11月29日[土] 午後2時−2時45分
講師: 当館学芸員、文化推進員
場所: 展覧会場(展示室3)
*小学生対象(保護者同伴可)、子どもは無料。
12.前売り券販売所
文化の森ミュージアムショップ/徳島新聞社/徳島県職員生活協同組合 /
小山助学館 本店/紀伊國屋書店 徳島店/
ローソンPLUS(10店):徳島津田本町店、徳島安宅3丁目店、徳島八万町下福万店、
鳴門市役所前店、阿南新野店、阿波病院前店、徳島不動店、徳島中吉野町店、
羽ノ浦中庄店、吉野川市牛島店
ローソン(2店):東みよし町昼間店、海陽町杉谷店
※開催日の約3週間前から取り扱っています。
※ローソンPLUS・ローソンは一般券のみの取り扱いです。
月日 | 担当館名 | 電話 | 担当者 |
10月14日 | 県立近代美術館 | tel 088-668-1088 fax 088-668-7198 |
学芸課 森、竹内、江川 |