所蔵作品展「徳島のコレクション2010-II 新収蔵作品を中心に」の開催について

1. 趣旨
 この展覧会は、徳島県立近代美術館の所蔵作品を紹介するものです。会場は、当館のコレクションの方針によって、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」の3つのコーナーに分かれています。
  今回は、平成21年度に新たに収蔵した作品を中心とした展示を行います。
2. 会期
2010年4月17日(土)〜 7月19日(月・祝)
3. 会場
徳島県立近代美術館
(展示室1、展示室2、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径)
4. 開館時間
午前9時30分〜午後5時
5. 休館日
月曜日(5月3日、7月19日は開館します)、および5月6日(木)
6. 観覧料
一 般    200円(160円)
高・大生  100円 (80円)
小・中生  50円  (40円)
*(  )内は20名以上の団体料金。
*高齢者(65歳以上)と障害者は、割引があります(半額)。
*祝日及び振替休日は無料です。
*小・中・高生は、土・日・祝・振替休日、春・夏・秋・冬休み中の観覧料が無料になります。
7. 関連事業
【学芸員による展示解説】
  4月29日(木・祝)、5月30日(日)、6月27日(日)
 時間:いずれも午後2時〜2時45分
 場所:展示室1・2(2階)
 解説者:竹内利夫(専門学芸員)
  ※4月29日は祝日のため全ての方が無料で参加いただけます。
  ※土・日曜日は、一般・大学生の方は観覧券をお求め下さい。(小中高生は無料)
8. 出品内容
 当館の収集方針にあわせて、3つのコーナーで展覧します。

【20世紀の人間像】新収蔵作品を中心に (展示室1)
 今回は、平成21年度の新収蔵作品を中心とした展示です。人間像をテーマとした作品で、新たにコレクションに加わったのは、津田亜紀子〈繰り返される模様〉、中西勝〈盲の聖者たち〉、大森運夫〈望郷〉です。
津田の型どりによる作品にちなんで、展示テーマを「動と静」としました。展示室の前半は「動き」、展示室の後半は「型」をキーワードに編成しています。比べてお楽しみいただけたらと思います。

   ○ 出品点数:全42点(新収蔵3点)
   作品保護のため、6月7日を挟んで日本画などの展示替えを行います。

【現代版画】(展示室1)
 今期のこのコーナーでは、「版画概念の拡大」が話題となった1970年代に着目し、現代版画の特性をシリーズで探っていきます。

70年代のグラフィック1 4月17日[土]−5月16日[日]
 元永定正、高橋秀の作品17点を展示。
70年代のグラフィック2 5月18日[火]−6月20日[日]
 加納光於、菊畑茂久馬、松谷武判の作品16点を展示。
70年代のグラフィック3 6月22日[火]−7月19日[月・祝]
 靉嘔の作品20点を展示。

【徳島ゆかりの美術】(展示室1・2)
 このコーナーでは、県出身や徳島ゆかりの作家の作品のほか、徳島の風景や風物に題材をとった作品などを展示します。今回は、平成21年度の新収蔵作品を展示します。徳島県ゆかりの作家では、
三宅克己(みやけこっき 1874-1954年 徳島市生まれ)、
広島晃甫(ひろしまこうほ 1889-1951年 徳島市生まれ)、
石丸一(いしまるはじめ 1890-1990年 現・小松島市生まれ)、
伊原宇三郎(いはらうさぶろう 1894-1976年 徳島市生まれ)、
幸田春耕(こうだしゅんこう 1897-1976年 現・徳島市生まれ)、
山下菊二(やましたきくじ 1919-86年 現・三好市生まれ)、
幸田暁冶(こうだぎょうや 1925-75年 京都府生まれ・春耕の子)、
橋本省(はしもとあきら 1931年 鳴門市生まれ)、
谷川泰宏(たにがわやすひろ 1957年 徳島市生まれ)、の作品が収蔵されました。

  ○ 出品点数:全35点(新収蔵)
    作品保護のため、6月7日を挟んで日本画などの展示替えを行います。

このほかに、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径に12点を展示します。

○総出品点数(会期中展示替を含む総点数):142点(新収蔵38点)

○分野別内訳:(会期中展示替を含む総点数)
    油彩画他24点、日本画21点、彫刻・立体30点、版画57点、水彩画1点、
    素描1点、写真8点

資料提供
月日 担当館名 電話 担当者
4月22日 県立近代美術館 tel 088-668-1088
fax 088-668-7198
学芸員 竹内
     吉原