出展テーマ詳細情報
「イタリア・ルネサンスからバロック」の詳細情報
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テーマ名称 イタリア・ルネサンスからバロック
展覧会名称 奇跡のコレクション サンパウロ美術館名品展
説明 ルネサンスと呼ばれるのは、15、16世紀、日本で言えば、室町時代のころにあたります。ルネサンス期の人々は、キリスト教に支配されてきた中世を抜けだし、現実に生きている人間の喜びや理想的な美しさを大事にしました。ルネサンスとは日本語で「再び生まれる」という意味です。その言葉からもわかるように、新しく生き生きとした雰囲気が時代を支配していました。 芸術の世界ではレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの天才を生みだします。彼らは、かって豊かな文化を生みだした古代ギリシャやローマをお手本として、物語や歴史、あるいは現実の世界を写し出す努力をしながらも、描いた人自身の個性や才能によって、自己の世界を創造しました。 たとえば、ティントレットの作品では聖書から主題をとり、イエスが死刑を宣告され、群衆の前に引き出された場面を、遠近法の強調や、対角線の利用、激しい筆使いなどによって、生き生きと描いています。 17世紀にはいると、主題の約束ごとにあまりとらわれず、劇的で臨場感のある、バロックと形容される作品が制作されるようになりました。 また、18世紀には、ロココの影響をうけた作品も制作されました。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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