出展テーマ詳細情報
「古代への想い 歴史 時間」の詳細情報
●くわしい検索へ  ●美術館トップへ
テーマ名称 古代への想い 歴史 時間
期間 2024年7月13日(土)~2024年9月23日(月)
展覧会名称 大久保英治:辺境の作家1973-2024
説明 「美術を追究するためには歴史、文化を学ばなければならない。*」美術を志した早い時期から、大久保はこの想いを持って制作に取り組んできました。「四国八十八カ所」(1998-99年)を始めとする多くのランド・アートのプロジェクトでは、その地域の歴史や文化への探求を基盤として、その場所に深く関わり、そこだからこそ意味がある作品を多く制作しています。 大久保の古代への想いは、近年盛んに制作している絵画作品にも込められています。〈玄室(玄の時)〉は、死者の棺がおさめられた古墳の石室内部に入った時の、時間や空間が不確かで奥深い空気感を表しています。それは、「もや」がかかったように前後左右や上下が曖昧になり、時間の流れもはっきりしない不思議な感覚です。〈玄の記号〉はヨーロッパの氷河期の洞窟に描かれていたといわれる原初的な記号をヒントにした作品群です。また、〈儀礼・桃〉は、纏向(ルビ:まきむく)遺跡(奈良県桜井市)から大量の桃の種が出土し、それらが祭事に用いられていた可能性や、邪馬台国論争にも大きな影響を与えたことにちなんだ作品です。 *友井伸一 編「大久保英治 年譜」『徳島県立美術館研究紀要18号』2017年 p.9
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
検索条件設定へもどる 検索条件設定へもどる