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| 「みなみの風の日(風紋)」の詳細情報 | |
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| 作家名 | 絹谷幸二 |
| 作品名 | みなみの風の日(風紋) |
| 作品名(ヨミ) | ミナミノカゼノヒ(フウモン) |
| 作品名(英字) | ON A DAY WITH A SOUTH WIND( A WIND-WROUGHT PATTERN ON THE SANDS) |
| 制作年 | 1979年 |
| 技法・材質 | 顔彩 キャンバス |
| 寸法 | 182.3×227.5 |
| 当館開催の特別展出品歴 |
開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100 |
| 概要 | 絹谷は近年最も注目される作家の一人で、鮮烈な色づかいと奔放な形の表現で知られる。この作品も破片のような原色の重なりで裸婦を描き、胸のすくような自由さがある。彼の作品はアフレスコと呼ばれる技法で描かれている。本来壁画のための技法で生乾きの漆喰(しっくい)に描く方法である。油絵だと酸化した油で顔料を画面に定着させるため、どうしても発色がにぶくなる。これだと画面にできるガラスのような石炭質に顔料が閉じ込められるので、色の鮮やかさを損なうことがない。ただ非常に扱いづらく、漆喰が乾くまでの短時間で仕上げなければならない。絹谷はフォーブ(野獣派)の画家達を評して「原色の世界は原始をうたい、快活と解放を賛美する」「さあ描くぞというキャンバスに向かった時の心弾むような初心が残されている」と述べているが、このあたりに絹谷が目指すものと、あえて不自由をおかしてアフレスコを選んだ理由がありそうだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年02月21日掲載) |
| 所蔵者 | 徳島県立近代美術館 |
| 作品番号:1100018_000 、国内 、館蔵品、油彩画他 | |