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| 「西雅秋」の詳細情報 | |
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| テーマ名称 | 西雅秋 |
| 展覧会名称 |
50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか |
| 説明 | 西雅秋が使う主な素材は鉄です。彼は変化するから鉄を使うと語っています。時として、鉄の錆びていく時間に自らを重ね合わせたり、また、同じ鉄が、ある時は日用品に、またあるときは兵器に姿を変えていたかもしれないことに、さらには高炉の危険な場所で働いていた労働者のことまでも思いをはせるのです。「50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか」展(徳島県立近代美術館 1995)の出品作「西方より」(1992)を構成する小屋や煙突、給水塔なども全面錆でおおわれ、それぞれのものが過ごした時間を物語っています。また、このイメージは彼の幼い頃の記憶、被爆後の広島の風景なのです。生まれたのが終戦の翌年とは言え、幼い頃から原爆の話を聞かせれて育った彼には、広島あるいは原爆を意識した作品が一つの流れとしてあります。 「50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか」展ではもう一点新作が出品されます。 |