出展テーマ詳細情報
「生きる(毎日の生活)」の詳細情報
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テーマ名称 生きる(毎日の生活)
展覧会名称 キッズ・サイズ・デザイン展 子供たちの〈もの〉と〈心〉の世界…
説明 17世紀における子供部屋とそのために特別にデザインされた家具の「発明」に続いて、ベビーチェアその他の、日々の子供の世話に関するデザインが急増しました。食事、トイレ、おふろ、見づくろい、おむつの交換などに関するものです。大人と同じく子供にもさまざまな権利があると考えられ始めると、子供用の家具は大人用家具のミニチュア版から、子供を守り助けるという観点は保ちながらも、その適応性を考慮しさらに広範な考えを取り入れたものとなりました。デザインは、乳幼児を大人の世界から遠ざけることも、そこへの参加を可能にすることにも関わるのです。一般家庭を小児病棟にさえしかねないほどの種類がある工業国の育児用品は、パプア・ニューギニアのイアトムルのような非西洋文化圏では普及していません。そこでは、食物の採集や食事の準備などを通じて、生活への個人の積極的参加を促すことと、さまざまな自発的な活動が、日常生活の伝統的特徴となっているのです。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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