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| 「2 シェレと"シェレット"」の詳細情報 | |
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| テーマ名称 | 2 シェレと"シェレット" |
| 期間 | 2009年4月25日(土)~2009年6月21日(日) |
| 展覧会名称 |
宮城県美術館・三浦コレクションによる ヨーロッパ・ポスター芸術の開花 アール・ヌーヴォーから20世紀初頭まで |
| 説明 | ジュール・シェレは、ミュシャらの活躍に先立って、リトグラフ(石版画)によるカラーの絵入りポスターを普及させた立役者である。リトグラフ職人として出発した彼は、華やかで明るい女性を生き生きと描いたイラストと、装飾的な文字デザインを組み合わせた作風で一時代を築き、「近代ポスターの父」とも呼ばれるようになった。 お酒や化粧品、舞台の出し物など、様々な宣伝ポスターに描かれた、若くて美しい女性たち。彼女たちはゴージャスな貴婦人ではなく、どちらかというと庶民的な陽気さと躍動感にあふれている。シェレが描いたこれらの女性の姿は「シェレット」(シェレ娘)と呼ばれ、それは流行語となって、多くの追随者が現れた。「シェレット」は時代のトレンドをリードし象徴する偶像となったのである。 そして、この「シェレット」のファッションに熱狂し影響された人々、主に中流家庭の若い女性たちもまた、当時のポスター隆盛の一端を支えていたといえるだろう。 |