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| 「2 偶像の彼方に 女神たち」の詳細情報 | |
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| テーマ名称 | 2 偶像の彼方に 女神たち |
| 期間 | 2022年4月23日(土)~2022年6月19日(日) |
| 展覧会名称 |
カミのかたち |
| 説明 | 人間の姿で表現されてきたカミの姿のうち、ここでは「女神」を取り上げます。古くは土偶などにさかのぼる女神の造形は、西洋では愛と美の女神ヴィーナスとして多くの神話に登場します。古代ギリシャの哲学者プラトンによれば、神聖で理想的な存在としての「天上のヴィーナス」と、生殖の象徴で人間に近い存在としての「地上のヴィーナス」があり、それは聖と俗の両面を持ちます。マイヨールの〈着衣のポモナ〉は果物の女神。戦後の現代アーティスト、イヴ・クラインや、靉嘔は、既製品の女性石膏像に彩色しています。 現代では、時代を彩る実在の女性も偶像(アイドル)の女神となります。ガルガーリョの〈キキ・ド・モンパルナスのマスク〉は、20世紀初頭パリのアート・シーンで画家たちのモデルとして活躍した女性キキの姿です。女優マリリン・モンローは、ウォーホルをはじめ多くの作家がとりあげています。ピカソが恋人を描いた〈ドラ・マールの肖像〉や〈赤い枕で眠る女〉は、個人的な女神の姿といえるでしょう。また、ピカソの〈赤い枕で眠る女〉や廣田百豊の〈美人図〉は、ルネサンス以降の西洋美術における「横たわるヴィーナス」の系譜を思わせます。 |