出展テーマ詳細情報
「フォートリエの版画」の詳細情報
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テーマ名称 フォートリエの版画
期間 1998年10月24日(土)~1998年11月23日(月)
展覧会名称 所蔵作品展 徳島のコレクション98-III
説明 ジャン・フォートリエは、1898年フランスに生まれました。1909年イギリスに渡り、12年にロンドン・アカデミーに入って美術の勉強をしますが、中途退学し、17年には兵役についています。  第一次世界大戦の終了を機に1920年、パリに戻り、最初は写実的な絵を書いていましたが、1928年に初めて、抽象的な絵を描くこととなりました。  第二次世界大戦中には対独対抗運動の中心人物となって、1940年にはパリ郊外に身を隠しながら〈人物〉のシリーズを制作しています。パレット・ナイフによって厚く、入念に塗り重ねた淡い色彩によって、既成のかたちに頼ることなく、絵画の絵肌の自発的な働きを尊重したそれらの作品は、アンフォルメルの源流となっていると言えるでしょう。アメリカの抽象表現主義に与えた影響も少なくありません。  1943年と45年に、パリのドルーアン画廊で〈人物〉展を開催しています。1957年には、ハンガリー動乱をもとに〈パルチザン〉を発表しています。1959年に来日、南画廊で個展を開きます。翌年にはベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞し、64年に亡くなっています。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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