![]() |
|
| 「福田新之助」の詳細情報 | |
| ●くわしい検索へ ●美術館トップへ | |
| テーマ名称 | 福田新之助 |
| 展覧会名称 |
50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか |
| 説明 | 福田新之助はここ数年、作品をつくるために土を掘ります。発掘調査ではなくても、土を掘るということはその土地の歴史を呼び起こすことなのです。 福田新之助がまず掘り返したのは、彼が生まれ育ち、今も暮らしている大阪や奈良の土地でした。そして、彼の作品では、土とともにその土地の現在の写真が組み合わされ、表面が焼かれています。これは、その土地の悲しい歴史だけではなく、癒されない現実も含めて救い出したいという祈りの表現なのでしょうか。「50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか」(徳島県立近代美術館 1995)展の彼の作品は、国内でただ一つ太平洋戦争の戦場となった沖縄を舞台とします。沖縄戦のすさまじさを土地の人は「鋼鉄の嵐」と呼んだのですが、それをタイトルにした連作、「シリーズOKINAWA"鉄鋼の嵐"」(1995)が出品されます。また、徳島の戦争ゆかりの場所を取材した作品他、数点の新作も出品されます。 |