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「作品に光をあてる」の詳細情報 | |
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テーマ名称 | 作品に光をあてる |
期間 | 2008年9月13日(土)~2008年10月3日(金) |
展覧会名称 |
未来に伝えたい−学芸員おすすめアート |
説明 | 作品と向かいあうと、美術家の仕事にはどうしても運不運がつきまとうことを感じます。生前は美術界の脚光を浴び、亡くなったあとも大切な画家として記憶され続ける作家がいる一方で、優れた仕事を残しながら、いろいろな理由から忘れ去られてしまう作家がいるのです。 歴史の彼方に埋もれてしまった作家を掘り起こし、歴史に正しく位置づけること、これも美術館の大切な仕事のひとつだと考えます。 伊原宇三郎や熊谷守一、鳥海青児らの作品は、文句なしに日本洋画史の名品です。それに対して、若くしてパリに渡り、日本の美術界と没交渉になってしまった板東敏雄、戦争中に疎開した三重県の山奥で、戦後もひっそりと描き続けた久米福衛、第二次世界大戦で戦死し、代表作と家族を戦争のために失った森堯之、彼らの作品も、これらの名品にけっして見劣りしないと思います。(担当:江川佳秀) |
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