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| 「革命の世紀―新古典主義からロマン主義へ」の詳細情報 | |
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| テーマ名称 | 革命の世紀―新古典主義からロマン主義へ |
| 期間 | 2015年4月29日(水)~2015年6月21日(日) |
| 展覧会名称 |
東京富士美術館所蔵「美の饗宴 西洋絵画の300年〜バロック、ロココからエコール・ド・パリまで」 |
| 説明 | 1789年にフランス革命によってブルボン王朝は終焉を迎え、その混乱のなかからナポレオンが登場する。美術の世界ではルーヴル宮殿が美術館として市民に解放され、『ロココ美術』の享楽的傾向に対する反動のように『新古典主義』が台頭してきた。古代ギリシャ・ローマに代表される美術様式を再評価し、調和や統一性、考古学の科学的検証や考察に基づいた格調高い表現や描写を追求しようとする動きであった。新古典主義が登場する的私的背景としては、ポンペイをはじめとする古代遺跡の発掘や、ギリシャ、中近東への調査旅行が行われるなど、古典古代への興味が高まっていたことも挙げられる。古代の遺品が残るローマから各地へ広がった新古典主義は、ナポレオンの寵愛を受け、当時の画壇に君臨したフランスのダヴィッドによって確立され、それを弟子のアングルが発展させた。しかし、ナポレオンの没落とともに新古典主義も衰退し、変わって、自由は精神と奔放な想像力を基盤とした『ロマン主義』が台頭してきた。ロマン主義は18世紀後半から始まり、19世紀前半に頂点を達した。イギリスのターナー、カンスタブルに代表される画家たちが風景を通じて自然と無限への憧憬を語ったのに対し、ドラクロワなどのフランスの画家たちは文学から豊かなインスピレーションを得て、波乱に富む人間の運命とドラマを強烈な色彩と劇的な表現で描きだした。 |