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| 「フランス・ロココから新古典主義」の詳細情報 | |
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| テーマ名称 | フランス・ロココから新古典主義 |
| 展覧会名称 |
奇跡のコレクション サンパウロ美術館名品展 |
| 説明 | 18世紀のフランスは、太陽王ルイ14世による絶対王政の治世が終わり、芸術の面でも厳格な壮大さから解放され、軽快で自由な感覚を感じさせるものが主流となりました。そして、曲線が多様され、装飾的な要素を多く含んだ優雅なロココと呼ばれる様式が生まれます。 その一方では、中産階級の日常的な市民生活に根ざした静物画や人物画もよく描かれるようになります。シャルダンは、独楽を回して遊ぶ子どもを親密で落ちついた作品に仕上げています。 19世紀に入ると、ナポレオンの登場による王政復古の機運や、ポンペイの遺跡の発掘による18 世紀以来の古代ブームによって、新古典主義と言われる古代への回帰現象がおこります。アングルは、色彩よりも線を重んじ、物語的な主題を、均衡のとれた理想的な構図で描きました。伝統の枠を逸脱することなく正確な筆致で描きながらも、細部にアングル自身の美意識が現れています。 |