出展テーマ詳細情報
「柳幸典」の詳細情報
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テーマ名称 柳幸典
展覧会名称 50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか
説明 活動の拠点が日本とアメリカにある柳幸典は、それゆえに日本や日本人のことを外から見つめ直す機会を持つことができるのです。  たとえば、彼が考えたのは憲法第九条のことです。「50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか」展(徳島県立近代美術館 1995)の出品作「The Forbidden Box」(1995)では原爆キノコ雲を背景に、九条のアメリカ人による草案と日本語訳が重ねられています。この二つにはズレがあるわけですが、それを指摘することによって両国間の戦争史を考えさせようとするものです。  また新作として、ハニワを用いたインスタレーションが発表されます。ハニワとは、古墳時代、権力者の墓に生け贄のかわりに埋められた物です。彼は、以前炭坑労働者の姿を重ねたりもしました。「50年後−彼らはなぜ戦争を表現するのか」展は先の戦争でなくなった人々を思い、その魂を鎮めようとするものでしょうか。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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