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テーマ名称 絵画
展覧会名称 日本近代彫塑入門 荻原守衛と朝倉文夫展
説明 荻原は、第1章でふれたように、最初は画家を志しており油彩画の作品も残されています。絵画の作品と彫塑の作品とを比べてみるのも興味深いことでしょう。一方、朝倉は、絵画に対する彫塑の優位を一貫して語っています。しかし、初期には太平洋美術学校でデッサンを学んだこともあり、余技として南画を数多く描いたりもしています。絵画作品と彫塑作品とを比べてみると、そのとらえ方と造形の方法に類似性が見られる部分もあり朝倉には人間がどのように見えていたのかということが、よくわかります。このように、荻原と朝倉の作品を並べてみると、作風的にも内容的にも対照的に位置づけられてきた二人ですが、意外と似た部分も持っていることにお気づきになることと思います。それぞれに独自の世界を持ち、なお、お互いに影響を与えながら切磋琢磨して生み出された日本近代彫塑の至宝を、どうぞお楽しみください。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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