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「気配が立ち上る時:菊畑茂久馬」の詳細情報 | |
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テーマ名称 | 気配が立ち上る時:菊畑茂久馬 |
期間 | 2008年9月13日(土)~2008年10月13日(月) |
展覧会名称 |
未来に伝えたい−学芸員おすすめアート |
説明 | 作家と話をしていると、小さな画廊の展覧会でも、アトリエで作品を見ている時とは全然違うということをよく聞きます。 この違いが生まれる理由として、見る場所の違いはさほど重要ではないでしょう。むしろ、見え方に決定的な違いが生まれるのは、美術館でも画廊でも、展示作業の過程にあるように思います。 それは、会場の壁に仮置きしている作品をある高さまで上げられることによって、初めて落ち着いて見える瞬間があるということです。 しかし、当館で開催した菊畑茂久馬の個展(1998年)を私が担当した時、展示の過程で体験したのは、もっと強烈な感覚でした。 この展覧会は、大作絵画のみによる展覧会だったので、作品が次々に吊り上げられていく毎に、オーラを発していくように感じたのです。中でも、今回4点を紹介する高さ3.3mの連作<月宮>が展示された時には、神々しい気配が立ち上るようにさえ感じたものでした。(担当:吉川神津夫) |
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