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「徳島の風景」の詳細情報
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テーマ名称 徳島の風景
展覧会名称 清原重以知展
説明 清原はしばしば徳島に帰郷し、その都度各地の風景を書描き残している。現在では古い徳島のおもかげを伝える数少ない資料のひとつとなっている。  「淡路島遠望」「鳴門裸島」「鳴門岡崎海岸」は、鳴門の親類のもとに滞在して制作した。当時は鳴門海峡の対岸である淡路島に軍事施設があったため、現地での写生が許されなかった。「淡路島遠望」と「鳴門裸島」では対岸の風景がぼかされているが、現地で目にした記憶をもとに、宿に帰って制作したためだという。  「春」、「春日橋風景」、「徳島市街」は、昭和10年代の徳島市の風景である。「春」は徳島市の西部に広がる眉山の一角(通称勢見山)を望んだ風景。山の中腹に現在も残る金比羅神社が描かれている。「春日橋風景」は徳島市の中心部を流れる新町川に沿って建ち並んでいた藍蔵を描く。当初の作品は徳島の戦災で焼失したが、残っていた習作をもとに、戦後になって描き直された。「徳島市街」は、勢見山から徳島市の中心部を描いている。  「乙女丸荷揚げの図」、「新町川」、「新町川」、「津田の港」は、戦後の新町川風景。河口の徳島港や津田港などを描いている。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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