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「降り積もるいのちの時間:石内都」の詳細情報 | |
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テーマ名称 | 降り積もるいのちの時間:石内都 |
期間 | 2008年9月13日(土)~2008年10月13日(月) |
展覧会名称 |
未来に伝えたい−学芸員おすすめアート |
説明 | 40歳になった年、石内は人が生きた時間は身体のどこに留められているのかを考えました。そこから、同世代の女たちの手足や男たちの肖像を経て、身体の傷に出遭います。それは人の来し方を直截に伝えるもので、石内は、制作を通じて、命や身体を愛おしいと思いました。 「傷跡」の作品の中でも、この13点は、石内にとり特別な思いを寄せるものです。これらは実母の84歳の誕生日に撮影されたものです。他人の傷を娘が撮らせていただいているのだから、と石内は母を口説きました。そして、その年の暮れ、石内はその母を亡くしたのです。 命を守る強さを持ちながら、それゆえに傷つけられてしまう脆さを持つ皮膚は、私たちと外界との接点。そこに刻まれた傷跡から、作家は傷の奥に潜む個人の生きざまに思いを馳せます。それらは、どれだけの勇気と命を讃えるメッセージを発していることでしょう。(担当:吉原美惠子) |
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