「回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−」の詳細情報 | |
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作家名 | アンソニー・グリーン |
作品名 | 回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960− |
作品名(ヨミ) | カイコサクヒンソノ2 -ピンポン・ルーム,1960- |
作品名(英字) | SECOND RETROSPECTIVE PAINTING,THE PING PONG ROOM, 1960- |
制作年 | 1986年 |
技法・材質 | 油彩 キャンバス |
寸法 | 206.6×234.0 |
当館開催の特別展出品歴 |
コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ コレクション+αで楽しむシリーズ:文学 「美術を《よむ》」 開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100 思い出のアルバム ―人生を語るユニバーサル展示 |
概要 | グリーンは、極めて具象的なイメージを用いて、彼の家族の個人的な歴史を描き続けている、イギリスの画家である。この作品は、1961年の結婚を回顧したもので、妻メアリーを描いた自作、「花嫁」(1961年)に若きグリーンが見惚れている場面である。窓には結婚式の二人が写し出されている。彼の一連の作品は、日常的で大衆的で、時には微笑ましくもある。しかし、細密で明確な描写によって変形したキャンバス上に創り上げられたその作品は、彼の記憶を物語るための、単なる手段にすぎないのだろうか。若き画家の表情は、笑っているのか、怒っているのか、あるいは懐しがっているのか、何ともつかみどころがない。個人的なもので満たされた、一見、平和で親密な世界は、不気味に歪み、まるで魔法の鏡でものぞきこんでいるかのように、見る者の感情を波立たせ、どこか落ち着かなくさせるのである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年05月31日掲載) |
よみもの |
徳島新聞美術へのいざない 吉原美惠子 1994年11月26日
所蔵作品選1995 竹内利夫 1995年7月22日 |
所蔵者 | 徳島県立近代美術館 |
作品番号:1200014_000 、国外 、館蔵品、油彩画他 | |