「東アジア/絵画の近代―油絵の誕生とその展開」の詳細情報 | |
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名称 | 東アジア/絵画の近代―油絵の誕生とその展開 |
期間 | 1999年7月17日(土)~1999年8月29日(日) |
展覧会場 | 展示室3 |
展示作品数 | 193 |
概要 | 近世までの東アジア一帯では、中国の強い影響を受けた伝統的な絵画が描かれていました。ところが、19世紀になって欧米諸国との交渉が本格化すると、西洋美術の影響を受けて、急速な変化をとげています。大きくとらえると、当初のリアリズムに基づいた絵画から印象派的な手法を用いた絵画へ、さらにモダニズム絵画へと推移しました。しかし詳細に見比べると、それぞれの地域の歴史や文化が投影されていることも事実です。また東アジアの中での相互の影響もあって、複雑な過程をたどっています。 例えば、江戸時代後期の日本には、洋風画を試みる画家が現れましたが、これは中国を通じて伝えられた情報が、大きな刺激となったと思われます。逆に時代が下がると、いち早く近代化に成功した日本に、東アジアの各地から多くの留学生が集まりました。 本展は日本を含めた東アジア各地域の近代絵画を一堂に展示することで、東アジア一帯の美術が、西洋美術をどのように受容していったかを検証しようとするものです。地域によってどのような差異があったか、あるいは東アジア一帯の美術の根底に流れる共通点とは何だったかといったことをご覧いただけたらと思います。 |
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