出展テーマ詳細情報
「第1部 仏蘭西日本美術家教会展(薩摩展)をめぐって」の詳細情報
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テーマ名称 第1部 仏蘭西日本美術家教会展(薩摩展)をめぐって
展覧会名称 薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち
説明 第1部では、薩摩治郎八がヨーロッパでおこなった文化活動から、薩摩の援助を受けて、フランスに滞在していた日本人美術家たちが、1929(昭和4)年に開いた仏蘭西日本美術家協会の活動を紹介する。  この展覧会は同時期にパリで並立していた別の日本人展と区別するため、「薩摩展」と呼び慣わされ、これまでその活動の様子が断片的に語り継がれてきた。しかしその実態が明らかにされることはなかった。本展では薩摩の遺品を中心に、関係者の遺品も用いて、その全容を明らかにする。  この美術団体は藤田嗣治を会長に、その年の内にパリで2回、ブリュッセルで 1回の展覧会を開いた。パリでの第1回の展覧会の開会には、フランスの文部大臣や各美術館長らの出席があり、ブリュッセル展には国王夫妻の来場があるなど、各界の幅広い関心を集めた。出品作家にはその都度人の出入りがあったが、都合56名の参加があった。  会場には56作家の内、32作家の作品を紹介する。3回の展覧会の出品作で現存するものは限られているが、できる限り出品作を揃え、出品作に関連する下図や同型の立体作品、出品作家の同時代の作品などもあわせて展示することで、当時の展覧会の雰囲気を再現する。また出品目録や解説冊子、会場の記録写真などの基礎的な資料も紹介する。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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