「20世紀の人間像」の詳細情報 | |
●くわしい検索へ ●美術館トップへ | |
テーマ名称 | 20世紀の人間像 |
展覧会名称 |
所蔵作品展 徳島のコレクション99-II 特集展示:菊畑茂久馬のオブジェ |
説明 | このコーナーでは、様々な人間表現をご覧頂きます。 日本の近代彫刻を代表する1人、荻原守衛の〈労働者〉は、農夫をモデルに制作されたもので、1909年の第3回文部省美術展覧会に出品されました。 ピカソは晩年、「画家とモデル」をテーマにして多くの作品を残しており、83、4才の頃の版画集〈流砂〉もそれらの作品群の1つです。版画集〈ジャズ〉は、健康を害し、絵筆を持つのも困難になっていたマティスが、筆をハサミに持ち替え、切り絵の要領で作った73才から78才にかけての作品です。 イヴ・クラインの〈空気の建築;ANT119〉や星野眞吾の作品は、人間から拓本をとる要領で制作されています。また、ジョージ・シーガルの〈タイルの壁にもたれる東洋の女〉は、実際の女性から型をとって作られています。 篠原有司男の〈バミューダ島で制作する三木富雄組〉には、1950年代末から、60年代にかけて日本の現代美術をリードした、三木富雄、吉野辰海らの作家たちや、美術評論家の瀧口修造、針生一郎、中原佑介、東野芳明などが画面に登場します。 洋の東西を問わず、「人間」は制作の重要なモチーフとして取り上げられているのです。 |